【紅茶検定(初級:ベーシック)】ジャンピング

2018年11月27日

紅茶を美味しく飲むために、「ジャンピング」という現象が起こると良いとされています。

では、そのジャンピングとはどういうことなのでしょうか。

第3回 紅茶検定

ジャンピングとは?

茶葉の入ったポットに熱湯を注ぎ、条件が整えば起こる茶葉の上下運動をジャンピングといいます。

何も魚が跳ねるような激しいものというわけではなく、茶葉のゆったりとした上下運動がジャンプしているように見えることからそう呼ばれます。

ジャンピングが起これば、茶葉の一片一片から、まんべんなく味や香りが抽出され、美味しい紅茶になります。

空気をたっぷり含んだ新鮮な水を沸騰させ、沸騰直後のお湯ならジャンピングが起こりやすいので、お湯をすぐに注ぐといいでしょう。

注いですぐに半分以上の茶葉が半分以上が上に浮かび、残りが底に沈みます。しばらくして、上下に茶葉が動き始めて。十分に水分を吸った茶葉は沈んでいきます。

ただ、すべての茶葉がジャンピングするというものではなく、茶葉の種類によります。

ですので、ジャンピングしないからといってかき混ぜたりはしないでおくことが大切です。

美味しくないということでもありません。

丸みのあるポットで

ジャンピングを促すには、丸型のポットが、湯の対流運動が起こりやすいです。

ガラスポットであれば、上下に動く様子が確認できるでしょう。

紅茶を飲むとき同様、あらかじめティーポットは温めておくことも忘れないようにしましょう。

沸騰の違いで起こり得ること

最適な沸騰(98℃)であればジャンピングは起こりやすいですが、沸騰不足、沸騰させすぎるとどうなるのでしょうか。

まず沸騰不足だと、対流が起こりにくいうえ、茶葉は浮いた状態のままになります。

逆に沸騰させすぎると、空気が含まれないので茶葉は底に沈み、泥臭いエグイ紅茶を味わうことになるでしょう。

一度ジャンピングは実際にやってみたいですね。

ガラスポットを持っていないので、この際実験も含めて要検討です。