【紅茶検定(初級:ベーシック)】紅茶を知る(茶葉について)

新年おめでとうございます。

今年は紅茶検定(3級と2級)、ハーブ検定を合格して、さらに紅茶やハーブについての見識や体験を深めていく所存です。

紅茶ライフをよりよく幸せに過ごせるよう祈っております。

さっそくですが、紅茶検定について勉強していきます。

平成31年(2019年)、最初の記事はもちろん紅茶検定関連の記事です。

紅茶も緑茶も烏龍茶も、同じ茶の木から作られますが、もっと詳しく確認していきます。

紅茶検定

同じ木から作られる

紅茶、緑茶、烏龍茶、それぞれの特徴があるものの、どれも同じ木から出来るということは知っていましたが、学名が「カメリア・シネンシス」という、椿やサザンカといった常緑樹の仲間になります。

温暖で雨の多い温帯から熱帯で栽培されています。

新芽、若葉、茎からお茶が作られます。

中国種アッサム種があり、アッサム種はタンニン含有量が多く、紅茶向きとされ、高温多湿の土地ではアッサム種標高が高く、冷涼な土地では中国種が栽培されて、交配種も作られています。

茶葉の違い

前述のように、茶葉には中国種とアッサム種がありますが、それぞれの違いについても確認しておきます。

まず、アッサム種ですが、縦の長さが12~15cm、横の長さが4~5cmで、高温多湿の土地を好む喬木で肉厚です。

一方、中国種は、縦の長さが6~9cm、横の長さが3~4cm、アッサム種より小さく、灌木で耐寒性があり、温帯向きで日本の茶もこの中国種になります。

茶の分類は製法による

葉に含まれる酸化酵素の働きによって、大きく3つに分類されます。

不発酵茶(緑茶)

摘み取ってすぐに加熱し、酸化酵素の働きを止めて、製茶行程を行います。

日本茶あるいは緑茶(蒸製)、中国緑茶(炒製)が作られるのと、後発酵茶(菌類発酵)という黄茶(君山銀針など)や黒茶(プーアル茶)が作られます。

半発酵茶(中国茶)

酸化酵素をある程度働かせて、熱を加えて途中で止めます。

白茶(弱発酵)や、青茶という包種茶(軽発酵)、烏龍茶(半発酵)が作られます。

強発酵茶(紅茶)

摘んだ葉を萎らせ、機会にかけて揉んで、褐色になるまで酸化酵素を十分に働かせて、乾燥させます。

英国式紅茶(オーソドックス/アンオーソドックス)、中国式紅茶(工夫、小種など)が作られます。

まとめ

緑茶は茶葉を蒸したり、釜で炒めたりして、熱を加えて酸化酵素の働きを止めて作られます。

紅茶や烏龍茶は、酸化酵素の働きを高めてから作られ、特に働きの強いものにしたのが紅茶で、途中で止めたものが烏龍茶になります。

お茶においての発酵は、酸化酵素の働きのことを伝統的に指しますが、一般的な菌類発酵とは異なっているので注意しましょう。
(お茶の場合の発酵=酸化酵素)

酸化酵素の働きの違いで、その茶葉のお茶の人生が変わってくるんですね。