【紅茶検定(初級:ベーシック)】紅茶を知る(健康と活用)
紅茶の主な成分や効能を確認しましたが、健康と活用についてさらに確認していきます。
紅茶と健康について
紅茶の3大成分
特徴的な3大成分は、タンニン、カフェイン、テアニンです。
タンニンは、カテキンやポリフェノールを含む渋みの一種です。
そのポリフェノールの一種が紅茶フラボノイドで、細胞を酸化させてさまざまな病気の原因となる活性酸素を抑える抗酸化物質として注目されていて、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどと一緒に摂ることで効果があがるとされています。
カフェインは、集中力、興奮作用を高める働きがあります。
利尿作用、覚醒作用、疲労回復作用、新陳代謝や血液循環の促進に効果的とされます。
テアニンは、紅茶の甘み、うま味になる成分で、タンパク質の中のアミノ酸の一つになります。
精神を落ち着かせて、血圧を下げ、ストレスを和らげたりするといったリラックスの作用があるとされています。
美肌効果や老化防止
カフェインが新陳代謝を活発にすることから、身体の毒素や老廃物の排出をする利尿作用があります。
つまり、身体の汚れにあたるものが出ていくので、肌のシミができにくくなることが期待できます。
また、ストレスで発生した活性酸素が体を錆びさせることが老化の原因であることから、活性酸素を抑える働きのある紅茶ポリフェノールが、老化予防に役立つようです。
その他
その他にも、運動前に紅茶を飲めば、ホルモン分泌を盛んにして新陳代謝を促進するダイエット効果が期待されたり、抗酸化作用を持つビタミンEには、ガンの予防にもいいのかもしれないようです。(書籍に書いてあったのでなんとも言えませんが)
また、カテキン類の働きで、解毒やウイルスを抑える作用もあるようなので、食中毒や風邪予防にも有効かもしれません。
あと、紅茶の赤い色のもとはテアフラビンといいます。
テアフラビンは、カビの一種といえる白癬菌の水虫にも効果的だとされているので、幅広い効果があるようです。
紅茶でうがいをしてもいいみたいですね。
紅茶の活用
消臭剤として
紅茶は匂いを吸収しやすいというところを利用し、消臭剤といて利用もできます。
使用後の茶葉を、匂いが気になるような場所に置くだけで効果があるようです。
フライパンや鍋に入れて軽く煎れば、匂いが取れ、ストッキングに包んでまな板や手をこすれば、匂いが取れます。
紅茶のティーバッグでアイパック
使用済みのティーバッグで、眼の疲れを癒すこともできるようです。
使用済みの2つのティーバッグを冷やし、瞼の上にのせておくだけです。
体温で温まってきたら裏返して同様にのせておけば、眼を休めてリラックスさせられるようです。
その他
その他の活用例として、茶葉を燃やすことにより発生する煙が虫を寄せ付けないので、防虫対策としても使えます。
濃く入れた紅茶で拭き掃除をすると、汚れを落とすのはもちろん、抗菌効果も期待できます。(紅茶がしみこまない製品を拭くようにしたほうがいいでしょう)
また、飲むだけではなく、料理にも活用してみましょう。
紅茶で肉を煮れば、タンニンの働きで柔らかく煮えるようです。素材の匂いを和らげる効果もあり、ティーバッグを再利用して肉に風味をつけることもあるそうです。
あと、布製品を、煮出した紅茶液に浸けて作る紅茶染めも楽しめます。
紅茶だけでは、赤っぽいベージュのみのカラーリングで出来上がるだけですが、ネギの皮を1、2枚はがして加えれば、黄色味も出るようです。
皮製品を染めるとシックな風合いになるようなので、試してみてはいかがでしょうか。
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