【紅茶検定(初級:ベーシック)】紅茶を知る(保存について)
さて、いよいよ紅茶検定が近づいてきましたが、私のように受験を控えている皆様は順調に学習されているでしょうか?
私は初級(ベーシック)と中上級(アドバンス)を受けますが、どちらにしろ、個人的には範囲が広く感じています(笑)
日常の隙間時間や休日を利用して学習してきたのはもちろん、自分自身のためにと思い、紅茶検定の対策として、初級(ベーシック)に関連するであろう初期の初期ともいえるような内容をメモ代わりのようにこのブログで記してきましたが、試験日が近いので一旦この記事で一区切りしようと思います。
まぁ今後も一応勉強の為に検定の対策となるのはもちろん、自分自身が得る知識として、関連した記事は続けていこうとは思いますが、検定はあまり意識せずに書いていこうと思います。
さて、今回の内容は、紅茶の保存に関することをメインに確認していきます。
紅茶の保存
水色、香味がカギとなる紅茶ですが、茶葉の鮮度がものをいうでしょう。
賞味期限切れの紅茶を飲んでも、腐っていない限り飲んでも害はないようですが、なんだかんだで新鮮さが大切です。
高温、湿気、光が紅茶にとって大敵になります。
茶葉は6、7%の水分しか含んでいないので、湿気が多い場所だと湿気を吸い取って風味を落としてしまいます。
密封できる容器に入れて、日が当たらない通気性の良いところに置く必要があります。
また、匂いの吸収もしやすいので、冷蔵庫の中に入れたり、香りの強いスパイスの近くには置かないようにしましょう。
また、保存期間の目安は、開封前の缶入りのリーフティーなら3年、ティーバッグなどの簡易包装であれば2年程度と認識しておきましょう。
なお、開封すれば遅くとも2、3ヵ月以内には消費しましょう。
17世紀半ば~19世紀半ばあたりまでは、貴重品だった茶葉を保管する箱「キャディボックス」がありました。
しかし、次第に紅茶が高級品ではなくなりはじめてから、キャディボックスはすたれていき、密閉性がより高い缶入りへとシフトしていったようです。
基礎的な保存方法
光、湿気を避けたいので、ガラスなどの光を通すものではなく、密閉性が高いアルミ缶や陶器製の密閉容器で保存が好ましいでしょう。
よくある商品で見られるマチ付の袋(ガゼットパック)は、使った分だけ空気を出して、専用クリップで止めます。クリップで止めることが難しい場合は、密閉容器に移したほうが無難です。
密閉性の高い缶入りの紅茶であっても、中身を中袋(ナイロン袋)に入れてから缶に仕舞います。
また、密閉できる食品保存袋(ジップロックなど)に、よく消費するティーバッグなどを入れておいてもいいでしょう。クリップで止めておく時と同様に、空気はしっかり抜いておきます。
紅茶のバイブル
『茶のすべて(All About Tea)』という、世界の紅茶の聖典と呼ばれる本があります。
アメリカのジャーナリストのW.H.ユカーズという人が書いた本です。(1935年出版)
タイトルの通り、まさにお茶のすべてが記されていて、インド、セイロン、ジャワ、中国、日本など、産地を実際に訪れて、欧州、アメリカの資料を収集しています。
ヨーロッパに茶が紹介されたことや、セイロンにおける成功、各国への移植についてなど、200ページ以上にも及ぶ内容で、産地、各国の製法の違いや、飲み方など、細かく大量に記されているようです。
さらに、挿絵や写真も数多く掲載されていて、非常に貴重な資料となっています。
上下2巻、1100ページを超えるボリュームの大作なのだそうです。
ちなみに、『コーヒーのすべて』という本も書いています。
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