【紅茶のこと】紅茶の産地「スリランカ」のヌワラエリヤ

2019年5月4日

インドの紅茶三大生産地(ダージリンアッサムニルギリ)の次は、これまた紅茶で有名なのがスリランカです。

セイロンティーとしても有名ですね。

紅茶について

スリランカ

セイロンティーとして有名かもしれませんが、セイロンというのはスリランカの昔の名前、つまり旧名ですね。

ジェームス・テーラーというスコットランド人により、アッサム茶が栽培されて、1872年に最初のセイロン紅茶がロンドンに届けられました。

この栽培の成功により、セイロン南部に伸びる山脈の西斜面に茶園地帯が広がっています。

スリランカの紅茶は、その山岳地の標高によってベンガル湾側の西風とインド洋側の東風の影響を受けるのと、気温差も生じることから、茶葉に微妙な個性を生み出しています。

かつてはスリランカの五大紅茶産地だったようですが、現在では七大紅茶産地(ヌワラエリヤ、ウダプセラワ、ウバ、ディンブラ、キャンディ、ルフナ、サバラガムワ)となっています。

中でも、サバラガムワはルフナと同等とみなされているようですが、栽培地区により区別されています。

ルフナは南部のマタラ、ゴール地区で、サバラガムワはケガラ、ラトゥナプラ地区の栽培地になっています。

ヌワラエリヤ

(※ヌワラエリ”ヤ”は、ヌワラエリ”ア”という表記でも見聞きしますが、おそらくどちらでもいいのではないかと思います。ここでは”ヤ”の方で統一します)

スリランカの中南部に位置する標高1800mの位置にあるのがヌワラエリヤの街です。

スコットランド人開拓者たちが、自国をイメージしながら作ったとされていますが、紅茶栽培が始まる前は集落も無い未開の地でした。

ゴルフ場、競馬場、銀行、郵便局、ホテルなどが建てられ、イギリス様式の建物でリトルイングランドとも呼ばれています。

スリランカの中で最も高い産地で、朝夕の気温は5~14℃、日中は18~25℃と、熱帯の国にしては涼しく過ごしやすくなっています。

この温度差のおかげで茶葉に特有の香味を出し、ヌワラエリヤの特徴になっています。

紅茶の特徴は形状が2~3mm程度の細かさに仕上げるブロークン・オレンジ・ペコータイプが主流で、抽出が早く、爽やかな渋み、切れが作り出されます。

1月~2月に、ベンガル湾から吹く西風により、茶葉に乾いた冷たい風が当たり、香味の強いクオリティーシーズンティーと呼ぶ高品質の紅茶ができます。

このクオリティーシーズンの紅茶は、青々しい草のような香りに、青リンゴとミントを合わせたような爽やかな香りを含み、水色はオレンジ色で、淡く、快い刺激的な渋みが特徴です。