【紅茶のこと】紅茶の産地「スリランカ」のディンブラ、キャンディ

2019年5月6日

スリランカの紅茶を他にも確認していきましょう。

ディンブラキャンディです。

スリランカの紅茶:
ヌワラエリヤ
ウダプセラワ
ウバ

紅茶について

ディンブラ

スリランカの紅茶は、19世紀後半、低地からスタートし、そこから次第に高地に向かって茶園が広がりました。

ディンブラは中央山岳地の南西部にあって、標高800~1300mの中間地にあたります。

ミドルグローウンティーと呼ばれていますが、標高には差があって、高地に属する茶園もあるため、ハイグローウンティーと表示されている茶園もあります。

1月~2月の南西の風の影響を受け、良質の紅茶が作られますが、1年を通じて安定した品質です。

茶葉として突出した個性はないものの、バランスが整っていることから、フルボディと称されており、誰にでも好まれる紅茶らしい品質です。

キャンディ

名前だけ聞けば、飴のキャンディや可愛らしい印象を受けますが、キャンディはスリランカの古都で、その周辺の山岳地で栽培されています。

標高500~800mで低地栽培されていますが、一部の茶園は700~800mの標高にあり、中間地栽培でもあります。

季節感の影響を受けず、1年を通して気候の変化が少なく、安定した品質、多くの生産量、ブレンドを中心に幅広く使われています。

低地栽培の茶であるローグロウンティーは、一般的にはカテキン量が少なく、含有量が15~18%しかないので、ソフト、ライト、マイルドという表現で個性があります。

しかしながら、酸化発酵の進み具合、仕上がりの茶葉のグレードでカテキン量は変化します。

ですので、カテキンの量は製茶によって決定されます。