【紅茶のこと】紅茶の作り方(製造方法)
今では世界中で飲める紅茶ですが、製造工程における機械の導入は種類が様々ですが、茶摘みに関しては現在でも人の手によって行われています。
製茶は茶摘みから始まるのです。
目次
茶摘み
紅茶の茶葉は、伸びてきた新芽とすぐ下に付いた2~3枚の新芽を軸に付けたまま摘み取ります。
このうち、一本の軸に2枚の葉がついているものを一芯二葉といいます。
3枚の葉がつけば、一芯三葉といいます。
上から数えて、3枚目の葉はマザーリーフと呼ばれていて、葉の軸の付け根のところに5~6mに伸びた新芽があり、これを育てるという意味から「お母さんの葉(マザーリーフ)」という名前になっています。
※イメージ図です。数字は関係ありません。
一芯三葉でマザーリーフも摘み取ると、その下には長く大きい葉が残ります。
これはフィッシュリーフと呼ばれていて、そのそばにも葉が育っていて芽のギリギリのところで摘むと、軸に吸い上げられた栄養分が芽に確実に送られるので、茶摘み後、スリランカでは20日ほどで次の茶摘みができるほどに成長します。
茶摘みがうまくなければ、芽に栄養が届かなくなり、摘めるようになるまで30日~40日もかかってしまいます。摘み取ったとしても、品質が悪くなり、良質な紅茶が作れない場合もあります。
つまり、人の手で茶摘みをしているということは、この茶摘み、そして次の成長にどんな影響を及ぼすような摘み方をするかで、紅茶の運命が決まってしまうのかもしれませんね。
熟練者か初心者か、品質に差が出るところですね。
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