【紅茶のこと】鑑定のこと
紅茶の産地から製造方法まで、ひとまず概要を記事にしてきましたが、紅茶が出来上がると、鑑定という工程もあります。
基本的な鑑定方法を確認しておきます。
キャラクター・鑑定
味、香り、水色、この3つは紅茶における基本的な要素になります。
それぞれの特徴を知れば、紅茶の使い方、役割の領域を大いに広げることが出来るでしょう。
コーヒーやワインなどにもある鑑定は、紅茶にもあり、主に3つの段階となっています。
最初、工場で製茶が行われた際にすぐにその紅茶の品質管理のために行われる鑑定、その紅茶を買うかどうかを決める茶商の鑑定、製品化された紅茶をどのように淹れ、食べ物との相性、何かしらの演出に使うかどうかという最終段階の鑑定があります。
鑑定方法は、カップテストと呼ばれるもので、150mlの蓋つきカップに3gの茶葉を入れ、沸騰直前の熱湯を注いで蓋をして、3~4分間蒸らします。
蒸らし終えたら、蓋を押さえて抽出液を別の白いカップに移します。
最後の一滴まで落ちるように、蓋つきのカップを斜めに傾け、載せておきます。
そして茶殻を裏蓋にあけて、色や香りを調べます。
抽出した紅茶は、スプーンですくいとって、空気と一緒に吸い込み、舌の上で転がすように味を確認します。
このときに、味と一緒に鼻に抜けていく香りを感じ、紅茶のキャラクターを判別します。
口に含んだ紅茶は飲み込まず、スピッツという容器に吐き出します。
慣れていないと普通に飲み込んでしまいそうですが(笑)、抽出した紅茶はとても強いので、通常の紅茶を楽しむときより、濃くなっています。
なお、味や香りだけではなく、水色も判断できるよう、白色に統一されています。
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