【紅茶のこと】紅茶の成分で病気を予防は可能なのか?(後編)

2019年6月4日

紅茶の成分で、動脈硬化、高血圧、血糖値、糖尿病、骨粗しょう症といった病気の予防の可能性について触れましたが、もう少しいろいろと見ていきましょう。

血糖値 イメージ

心臓病の発症リスク

心臓病の発症リスクは紅茶一日三杯で低減されるという記事が、日刊工業新聞に掲載されたことがあります。

これは、米国の心臓学会議シンポジウムで発表されたもので、紅茶フラボノイドの研究者によれば、紅茶フラボノイドはカテキン30%、テアルビジン47%、テアラフラビン13%、フラボノール10%からなっており、これは緑茶フラボノイドがカテキンとフラボノールだけからなるのと比べると複雑で、紅茶が製茶過程で参加を受けて、カテキンの一部が重合してテアフラビンになって、そこからさらにテアルビジンに変化するためです。

テアルビジンは、紅茶特有の成分になります。

紅茶フラボノイドは抗酸化作用を持っていて、カテキンやテアフラビンの抗酸化能がビタミンEやビタミンCに比べて、4~5倍の活性があることがわかっています。(試験管内の実験)

紅茶の抗酸化能が他の食物よりも上位にあるとされています。

また、完全なメカニズムはまだわかっていませんが、カテキンとテアフラビンはがんの発症リスクを低減することがわかっています。

インフルエンザウイルス

紅茶を毎日飲んでいたにもかかわらず、インフルエンザに感染してしまった身としては、どの程度効果があるのかをもっともっと研究してもらいたいですね。

紅茶に含まれているエピカロカテキンガレートとテアフラビンジガレートは、インフルエンザウイルスの先端に付着して不活性化させることが確認されています。

毎年インフルエンザの型が異なり、予防接種をしても場合によっては効かないこともありますが、紅茶のカテキンならどのような型でも有効だとされています。

虫歯予防

紅茶のカテキンは、虫歯菌を殺す働きを持っています。

含まれている成分の中にフッ素もあり、歯の表面を強くし、虫歯菌の出す酸から歯を守ります。

虫歯菌に茶のカテキンを加えると死滅させることが証明されていて、口内の消毒作用にくわえて口臭予防にもなるとされています。

紅茶の成分で病気を予防は可能なのか?

私は医者でも研究者でもないので、これらの研究や効能についてはよくわかりませんが、大いに期待できるものだという希望は持ちたいと思います。

ただ、人の身体や生活は全てが同条件ではなく、遺伝や体質の影響も無くはないのかなとも思っています。

とにかくあらゆる研究、実験を重ねて、よりよい展望が見えてきてほしいと願うばかりです。