【紅茶のこと】茶葉について(スリランカ・ヌワラエリア編)

2018年8月19日

スリランカの五種類の茶葉、ウバディンブラ、そして今回はヌワラエリアという茶葉です。

私にとっては、初めて聞く名前の茶葉です。

紅茶

基本

スリランカのほぼ中央に位置するヌワラエリアは、紅茶によって生まれた避暑地と形容されています。

標高1600メートルから1800メートルという、スリランカのなかでも最も標高の高い産地で、日中の気温は20~25℃、朝夕は5~14℃と過ごしやすいのと同時に、温度差もあることから、ヌワラエリアの特徴である渋みが生まれるとのことです。

一日の温度差があればあるほどタンニンが増え、渋みが強くなるので、発酵度やグレードを調整するなどの工夫がなされます。

フラワリー、フルーティーな香りなので、ブラックティーがおすすめですが、水色が濃ければミルクティーに適します。

茶園の広さは、およそ6万ヘクタール、葉の形状はブロークン・オレンジ・ペコー、収穫時期は通年です。

シーズン

ディンブラと同じく、ヌワラエリアも1~2月がクオリティシーズンです。

青々と茂る草を連想させ、爽やかな香りとなり、茶葉自体がわずかに緑がかっています。

基本はブロークン・オレンジ・ペコータイプですが、香りを強調するために、オレンジ・ペコータイプに仕上げるものもあります。

水色は薄く、オレンジやゴールドに近いのでブラックティーに向いています。

製造について

オーソドックス製法によるブロークン・オレンジ・ペコータイプですが、タンニンが多いので渋みがつよすぎることから、完全発酵の時間を従来の半分から三分の一程度と短くしたり、発酵の進みが遅いオレンジ・ペコータイプにするなど、渋みを抑える工夫もされています。

CTC生産が多くなる近年、ヌワラエリアはダージリンと同じく昔の製法を守っています。

なお、ヌワラエリアで紅茶栽培が始まる前は、集落さえもない未開の地で人の住まないただの山だったそうですが、茶園を開けば快適な気候であったことから、人気のリゾート地となったようです。

イギリス人に愛された避暑地で、リトルイングランドとも呼ばれていました。

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