【紅茶のこと】茶葉について(スリランカ・ルフナ編)
スリランカの五種類の茶葉、ウバ、ディンブラ、ヌワラエリア、キャンディ、最後はルフナという茶葉です。
基本
ルフナは、地名ではなく古い王国の名前です。
実際はザバラグムワという地域ですが、紅茶の産地を示す際に便宜上ルフナと呼ばれています。
標高200~400メートルの地域で、スリランカでは最も低い産地です。
低い地域なので特徴の少ない種類かと思いきや、場所が島の最南端にあるので、気温が高く、葉のサイズの大きなものが育成されます。
そのため、多量の葉汁が出るので、発酵が促進されて思い渋みとスモーキーな香り、濃い水色をもたらします。
茶園の広さは、およそ4万1,000ヘクタール、葉の形状はブロークン・オレンジ・ペコー、収穫時期は通年です。
シーズン
クオリティシーズンはなく、収穫ができない時期もありません。
20日ほどの周期で、年に14~15回の収穫が行われ、剪定後はその茶樹を一年間休ませ、次の生育に備えさせます。
グレードはブロークン・オレンジ・ペコータイプが主流で、一般的な茶葉の2~3ミリ以外にも、3~4ミリの大きめのサイズもあります。
大きめのさいずにすることで、甘み、濃厚さを出して、渋みが抑えられる工夫がされています。
製造について
ルフナは、発酵時間が長めにとられています。
地域的に気温が高いものの、さらに時間をかけて発酵することから、じっくり発酵させる、ということが特徴です。
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