【メディカルハーブ検定対策(特に重要かも?!)】本番まであと9日!有効成分と多様な作用について
試験本番まで10日を切りました。
記事内容として、特に重要だと思われるところ、メディカルハーブを学習するうえで大切だと思う部分を重点的に書いていこうと思います。
植物化学成分(フィトケミカル)
メディカールハーブは、分子の構造、科学的な性格で分けられ、何種類もの作用を持っていて、主要な作用といえど一定ではありません。
例えば、フラボノイドは多くの作用があるものの、ハーブによって強弱があったり、現れ方が異なったりします。
植物化学成分の作用と性質の例
例)アルカロイドの中枢性の神経作用
マテは興奮作用(カフェイン)、パッションフラワーは鎮静作用(ハルマン、ハルモール)となり、マテとパッションフラワーは、正反対の作用になります。
例)水溶性と脂溶性
水溶性のビタミンはビタミンB群とビタミンC、脂溶性のビタミンはビタミンA・D・E・Kとなり、ハーブティーは水溶性で、浸出油は脂溶性、チンキは両方になります。
多用な作用
相乗効果
例)別々の成分であっても、同じ作用の場合
エルダーフラワーは、フラボノイドとカリウムの利尿作用があり、ジャーマンカモミールは精油とフラボノイドの鎮静・鎮痙作用があります。
例)1つの成分の作用を、別の成分が補助する場合
ローズヒップは、植物酸のクエン酸などがビタミンCの吸収を高め、ネトルはビタミンCによって鉄分を吸収する力が高まります。
心と体への作用
例)ジャーマンカモミールで胃をケア
ジャーマンカモミールは、体への作用としては消炎作用の成分が胃壁に働き、心への作用としては芳香成分が神経をリラックスさせ、ストレス解消に役立ちます。
矛盾する作用
例)ペパーミントやジャーマンカモミールで腸をケア
ペパーミントやジャーマンカモミールは、消化機能の調整作用があるので、腸のケアによいでしょう。
一方、下痢と便秘の両方にも用いられる矛盾した作用もあります。
まとめ
成分が同じであっても、作用の強弱や、用いられるシーンが矛盾することがあるので、間違った認識がないように活用していきたいものです。
個人的には、お腹が弱いこともあるので、ペパーミントまたはジャーマンカモミールでケアできればと考えています。
正反対の作用、水溶性と脂溶性、相乗効果、心身への作用、矛盾する作用をしっかりとおさえておきましょう。
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