【紅茶のこと】茶葉について(ダージリンとアッサムの比較)
インドで生産されている紅茶の2大茶葉である、ダージリンとアッサムについてそれぞれ確認しました。
あらためてまとめて、それぞれを比較しながら確認してみます。
茶の樹の種類
アッサムは、名前があらわす通り、アッサムで自生した茶樹です。
ダージリンについては、中国種で、インド各地で栽培が試みられた中の唯一栽培が成功した品種です。
育成される環境も、アッサムは大平原、ダージリンは高地の山間(丘陵)という違いがあります。
形状
ダージリンは、オレンジ・ペコーなどの茶葉の形状を残すオーソドックス製法です。
いっぽうで、アッサムはCTC製法がメインです。オーソドックス製法もあるようですが、全体の1割程度にとどまっているようです。
用途
紅茶生産国であるインドですが、7割は国内で消費されるという数字があります。
ほとんどはチャイとして飲まれ、アッサムが主流です。
ダージリンは特有の香り、味を楽しむブラックティーで、イギリスをはじめとした各国へ輸出されています。
生産規模
日本ではダージリンもアッサムも同じくらい有名かつ定番の知名度ですが、生産量はアッサムが圧倒的に多く、約19万ヘクタールの茶園で世界一の面積で、約65万トンを生産しています。
ダージリンは約2万ヘクタールで、生産量は約10万トンとなっています。
まとめ
ダージリンもアッサムも、どちらも有名ですがどちらにもそれぞれ特徴がありますね。
入れ方ももちろんことなります。
茶葉の形状を残すダージリンは、ポットでじっくり抽出しますが、アッサムはCTCなので、短時間で抽出ができます。
異なる茶葉を同じ方法で抽出すると、渋みやコク、香りを台無しにしてしまうこともあることが想像できます。
また、従来の製法を守り続けるダージリンは『伝統の紅茶』、新しい製法をいろいろと取り入れるアッサムは『未来の紅茶』とも言われたりしているそうですが、どちらもこれから楽しんでいきたい紅茶であることは変わりませんね。
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