【メディカルハーブ検定対策】本番まであと4日!メディカルハーブの使い方(水やお湯で抽出する場合)
ハーブを使うとなると、やはりハーブティーが定番になるのでしょうか。
今回は、水またはお湯で成分を抽出する方法を確認していきます。
ハーブティー
ハーブティー及び水出しハーブティーは、お湯を使って抽出するのが温浸剤、水で抽出するのが冷浸剤といって、どちらも体内に吸収されやすいものです。
ビタミン、ミネラルの摂取に適しています。
口内炎、咽頭炎、胃炎などの消化器の炎症には、炎症部位に直接作用させることができます。
ハーブティーは香りも有効で、アロマセラピーと同様の働きもあります。
注意する事
ハーブティーを作る場合、以下の点に気を付けましょう。
・ハーブは使う分だけつぶす
大量に潰して保管すると、品質劣化を招くことになります。
・目安は1日あたり3~4回
ハーブティーは、体内で吸収してから6時間で排出されます。
・水出しの場合は雑菌に注意
水出しでハーブティーを楽しむ場合、使う容器は熱湯消毒して使いましょう。
ハーバルバス
浴槽に直接お湯を貯めて、布の袋やティーパックに詰めたハーブ(温浸剤)を混ぜます。
薬草湯や温泉と同じと考えていいでしょう。
お湯に浸かれば、毛穴が開いて血液の循環が良くなって、ハーブの成分が体内へ吸収されやすくなります。
種類によりますが、保湿や美肌といったスキンケア効果にも期待できます。
湯気による蒸気吸入の働きもあり、入浴そのものなので、温熱効果がハーブの成分でさらに高まるでしょう。
全身浴、半身浴、部分浴があります。
注意する事
ハーブの成分をゆっくりと体内に浸透させるのがハーバルバスなので、ゆっくりと時間をかけて入浴するようにしてください。
全身浴、半身浴であれば、ややぬるめの38~40℃のお湯に設定し、部分浴はもう少し高めにしておくといいでしょう。
蒸気吸入
揮発性成分を含んだ蒸気を吸い込む方法になります。
ペパーミントをはじめ、ユーカリやラベンダーが有名ですね。
刺激が少なく、穏やかな作用となるので、高齢者にも子供にも使えるでしょう。
鼻やのどの粘膜に有効成分を直接作用させられ、蒸気の温熱による血流促進や保湿効果が得られます。
注意する事
揮発性成分が目の粘膜を刺激する恐れがあり、目は必ず閉じて行うようにしましょう。
また、咳が出ている時は行わないようにしましょう。
フェイシャルスチーム
揮発性成分を含んだ蒸気を顔にあてる方法です。
ジャーマンカモミールが代表的ですが、ローズもあります。
毛穴が開くので、毛穴の奥の汚れを出しやすくなり、肌に潤いを与えて、引き締め効果のあるハーブも役立ちます。
揮発性の香りは、アロマテラピー効果も期待できますよ。
注意する事
週に2回までを限度としましょう。
必ず目を閉じて行い、スチームの後は化粧水や乳液などで肌をきちんと整えましょう。
芳香浴
アロマテラピーと同様、ハーブの香りを部屋に拡散させる方法です。
香り成分を鼻から吸い込むので、脳に働きかけてリラックス、リフレッシュ効果が得られます。
空気の乾燥も防ぎ、抗菌作用を持つハーブなら、室内を除菌効果も期待できます。
湿布
水溶性の有効成分を布に含ませて体にあてます。
お湯を使う温湿布、水を使う冷湿布・アイパックがあります。
有効成分が皮膚から体内に浸透して、皮膚に直接作用させられます。美容にも適しているでしょう。
温湿布は、血流を良くして、筋肉痛や肩こり、慢性的な症状、炎症に適します。
冷湿布は、急性症状に適します。
急性症状は、捻挫や打撲の直後、軽いやけどなど、熱を冷まして炎症を抑えます。
アイパックは、疲れ目や充血のケアに役だちます。
ジャーマンカモミール、ラベンダーが代表的です。
フェイスパックにも活用できます。
保湿には温湿布、日焼けには冷湿布が効果的です。
注意する事
温湿布を行う場合、皮膚に直接当てるので、やけどに注意しましょう。
フェイスパックも直接皮膚に当てるので、発疹や痒みが出たならすぐに中止して洗い流し、肌を休ませましょう。
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