【ハーブのこと】メディカルハーブの歴史(古代ギリシア~中世、近世ヨーロッパ)

2018年11月28日

メディカルハーブの歴史を見ていきます。

記録を遡れば、古代ギリシア・ローマの時代からその歴史は存在しています。

現代のような医学に発展する前に、どういったことがわかっていてのでしょうか。

メディカルハーブ

古代ギリシア・ローマの医学

時は古代エジプト時代の紀元前1700年頃、「パピルスの文書」に、アロエなど約700種のハーブが記録されています。(うがい薬、湿布など)

インドでは、紀元前1000年頃、伝統医学「アーユルヴェーダ」には、数百種類の薬用植物についての記録があります。

また、紀元前400年頃には、医学の祖である医師のヒポテラクスの「体液病理説」の考えのもと、400種類のハーブの作用、芳香浴の作用にも言及しています。

体液病理説とは

人の体内には、血液、黒胆汁、黄胆汁、粘液の4種類が流れ、そのバランスが崩れたときに病気になってしまうとされることが、体液病理説です。

つまり、伝統医学の基本は、体質を考えてバランスを回復させるというものになります。

現に、中国の伝統医学で、陰陽そして五行(宇宙を構成する木・火・土・金・水)のバランスで体質や病因を判断する「陰陽五行論」や、インドのアーユルヴェーダにも、ヴァータ、ピッタ、カパの3つで、体質を考えてバランスを回復させる考えがあります。

1世紀頃になると、医師のディオスコリデスの「薬物誌」に、薬効のある植物約600種があり、180年頃には、医師のガレノスが500種類以上のハーブで、水薬を生成し、漢代の中国では、中国最古の薬物書「神農本草経」というものがあります。

中世~近代のヨーロッパ

中世から近代のヨーロッパにおいて、植物療法に功績を残したペルシアの医師アビケンナ(イブン・シーナ)は、錬金術の技術から、蒸留方法を確立し、植物から精油を蒸留していて、これが今でいうアロマセラピーの基礎になっています。

植物療法の発展は、15~17世紀の大航海時代です。

ポルトガル、スペインの船が、スパイス類やハーブ類を持ち込んでいて、植物療法の専門家であるハーバリストも活躍しました。

(イギリスで、ターナー、カルペッパー、ジェラード、パーキンソン

次回は、近代医学へ入っていきます。