【ハーブのこと】ハーブの利用方法(湿布)
ハーブに含まれる水溶性の植物化学成分を利用し、湿布としても利用する方法を確認します。
湿布
ガーゼなどの布に浸剤を含ませて、体に直接当てます。
温湿布、冷湿布があります。
“成分が皮膚から体内に浸透して作用する“と”成分が皮膚に直接作用する“というのは、ハーブ利用の同じ目的になります。
筋肉痛、こり、ねんざ、軽度のやけどといった炎症や、皮膚に直接働きかけるので美容目的で利用することもあります。
温湿布
抽出した浸剤が冷めないうちに布を浸して患部に当てる方法です。
患部を温める効果があり、筋肉痛、肩こりといった血液の循環を良くしたい症状、慢性的な症状、炎症に適しています。
作り方は、鍋に規定量の水を入れて沸騰させます。
沸騰したら火を止めて、細かくしたハーブを規定量入れ、蓋をして10分抽出します。
10分経ったら、ざるを使ってこして、洗面器等に移し、液が冷めないうちにガーゼ等の布を浸して、軽く絞って患部に当てます。
やけどに注意して行いましょう。
冷湿布
温湿布を冷やし、あるいは冷浸剤から湿布をする方法です。
ねんざ、打撲の直後、軽いやけどなど患部を冷やしたい急性症状に適しています。
作り方は、温湿布のざるでこすところまでは同じで、それから冷蔵庫で冷やします。
また温湿布同様にガーゼ等を使います。
患部に当ててガーゼ等の布が冷たくなくなったら取り替え、数回繰り返します。
アイパック
疲れ目や充血のケアに役立ちます。
作り方は、冷湿布と同じですが、ガーゼ等は目を覆えるサイズにカットします。
目を閉じてまぶたに乗せ、上から指で軽く圧迫します。
フェイスパック
別途フェイスパックシートの用意が必要になりますが、シートに浸剤を染み込ませてパックします。
日焼けのケアは冷湿布、肌乾燥のケアなら温湿布が適しています。
洗顔はパック前にしておきます。
作り方は、規定量のハーブを細かくして鍋に入れて熱湯を注いで5分間抽出します。
茶こしを使ってカップに注ぎ、浸剤を鍋に戻して、冷めてからフェイスパックシートに含ませ、軽く絞って10分間パックします。
夏にやると気持ちいいでしょうね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません