【紅茶のこと】ミルクティー論争、ミルクが先?紅茶が先?
17世紀から認識されていた紅茶は、21世紀になった現在は成熟された人々の嗜好品であるという認識のイメージが強いのですが、そんな紅茶にも長らく論争となっていることがあります。
ミルクティーを作る際、ミルクが先か、紅茶が先か、です。
通常の紅茶(ブラックティー)よりも、ミルクティーの淹れ方の争点は、決着がついているのでしょうか。
結論、実はジョーク?
英国王立科学協会という協会が正式にリリースしたとされる資料から、結論としてはミルクが先です。
紅茶を先に入れ、ミルクを後から入れると、牛乳タンパクに変化が起き、クリーミーさや香りが損なわれるとのことで、先にミルクを入れ、後から紅茶を注げば、温度変化が少しずつすすむので、牛乳タンパクに変化は起きないのだそうです。
ですので、結論としてはミルクが先ということですが、実はこれはジョークなのではないかということも言われています。
というのも、資料の内容を確認すると、犬の散歩がなんたらかんたらと書かれています。
犬の散歩?
なぜ犬の散歩がどうのこうのと書かれているのでしょう(笑)
それに、資料3枚という科学的根拠や検証資料の無さが、信憑性を欠いていると言われても仕方がないでしょう。
ですので、この資料だけでミルクが先だと決めつけるのは疑問がありますね。
さらに詳しいことは、『紅茶専門店 ティーズリンアン 店主のブログ』さんで書かれているので、確認してもらえればと思います。
結局どちらが先なのか
ならば、どちらが先なんでしょう?
調査会社のユーガブというところが、2018年7月24~25日に、英国の18歳以上の男女1595人を対象に実施した世論調査で、実に8割近くがミルクは後に入れるのだそうです。
ダントツですね。
作家のジョージ・オーウェルは、ミルクの量が調節できるとし、紅茶が先でミルクが後としていました。
ジョージ・オーウェルを支持してのことではないかもしれませんが、世間という日常ではミルクが後だったんですね。
ニュース参照:
時事ドットコム
AFPBB News
個人的には
私個人としては、紅茶が先でミルクが後、というのが多いですね。
別にジョージ・オーウェルに倣ってでもなく、英国王立科学協会に反発して、というわけではく、感覚的なものとして日常的にそうしています。
ミルクティーといっても、ベースに紅茶(ブラックティー)があるわけなので、そのベースが損なわれないようにと思い、ミルクが後です。
しかし、気分にもよるところがあり、ミルクを多めで飲みたい茶葉もあったりすると、先だとか後だとかではなく、いかに自分好みのテイストになるかに無意識に重点を置いていると思います。
科学的な公式な実証データが、もしかしたらどこかで揃っているかもしれませんが、結果的に美味しいミルクティーを飲むためのことを追求するのに、後か先かは茶葉によったり、アイスやホットなのか、はたまた好みによってパターンがあるのかもしれませんね。
先か後かも含め、ミルクティーの美味しさを求めるために、いろいろと試すことが紅茶を楽しむことでもあると思います。
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