【メディカルハーブ検定対策】Chap.1-17 エルダーフラワー(レンプクソウ科)のプロフィール
エルダーフラワーのプロフィール
学名 | Sambucus nigra(サンブクス・ニグラ) |
和名 | セイヨウニワトコ |
科名 | レンプクソウ科(スイカズラ科) ※新科名(旧科名) |
使用部位 | 花部 |
花の色 | クリーム色 |
主要成分 | フラボノイド配糖体(ルチン、クエルシトリン) クロロゲン酸、粘液質(多糖類) ミネラル(特にカリウム)、精油 |
作用 | 発汗、利尿、抗アレルギー |
適応 | 風邪、インフルエンザ、花粉症 |
詳細
エルダーフラワーは、淡黄色の色素成分であるフラボノイドを豊富に含む代表的なハーブで、発汗、利尿作用に優れます。
実のところメカニズムは解明されていないのですが、発汗ならフラボノイドとクロロゲン酸などのフェノール酸が、利尿ならフラボノイドとミネラル分のカリウムが関係していると考えられています。
ヨーロッパ温帯地域に自生し、開花後の花頭を採取して乾燥させます。
ほんのり甘い香りで、マスカットに似た風味のハーブになり、少しだけ舌に刺激を感じます。
抗アレルギー作用を持ち、カタル症状を鎮めるため、欧米ではインフルエンザの特効薬と呼ばれます。
ペパーミントやリンデンとブレンドして用いられ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりという、風邪やインフルエンザ、花粉症の症状にも用いられます。
英国においては、糖分と一緒に漬け込んだコーディアルという伝統的な飲み物に使われ、ノンアルコールの自然飲料として親しまれているようです。
エルダーフラワーは、古代エジプト文明時代から薬用利用され、欧州では石器時代から食料として利用され、ギリシャ・ローマ時代にはすでに薬用利用されていました。
なお、欧州では一般的に魔よけとして植えられており、全草が薬効に富んでいてあらゆる治療に用いら、欧州各地で庶民の薬箱、万能の薬箱と呼ばれていました。
米国の先住民、欧州の各地で伝統医療に使われ、神話や伝説にも登場します。
木の幹が堅く、キリストの十字架はこれで作らたのでは?!という言い伝えもあるようです。
安全性はクラス1で、適切な使用であれば、安全に摂取できます。
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