【メディカルハーブ検定対策】Chap.3-1 メディカルハーブの使い方
メディカルハーブの種類や、有効成分、作用についてはある程度概要を確認できたと思います。
では、それらを日常にどのように取り入れて使っていくのか、その基礎知識をしっかりと確認しておきます。
メディカルハーブを安全に楽しむため、水や植物油といった基剤について学習していきます。
目次
良質なハーブを手に入れるには
食品扱いのハーブを選択!
ポプリなど、雑貨として販売されているハーブもありますが、雑貨扱いだと添加物や残留農薬問題などがあるので、安全性の確認ができません。
よって、外用として用いるとしても、食品扱いのハーブを購入するのが良いでしょう。
香り・色のチェックを!
香りと色を可能な限り確認しましょう。
ハーブの色素成分は、品質を判断する大切な要素です。
ウスベニアオイの場合だと、アントシアニン色素の青色が、きちんと残っているものを選ぶことです。
使用部位のチェックを!
ハーブの使用部位の花、葉、萼(がく)などをチェックし、用途に沿って選びます。
適切な部位を選ばなければ、効果が出なかったり、異なる効果が出てしまうこともあるので注意しましょう。
少量購入で
ハーブは丸ごと、原形をとどめた状態(ホウル)で少量ずつ購入するようにします。
大量購入、長期保存は、品質劣化してしまいます。
信頼できる店舗で購入を!
きちんと知識のある店員さんがいるような、信頼できるお店で購入しましょう。
インターネットで気軽にショッピングができるようになりましたが、ハーブはきちんと自分の目で見てから選んだ方がいみたいですね。
私はスペアミントの苗をネットで購入しましたが(笑)
使用、保存についての注意
使用上の注意について
- 使用時は、使用直前に使う分だけカットする
- ローズヒップやフェンネルなどの固い実や種子は、乳鉢などで細かく潰して使う
- ハーブティーは成分が変化(酸化)するので、作り置きせずにその日のうちに飲み切る
- ハーブの作用は穏やかではあるものの、体質や体調によって影響が出る場合もあり得ることから、高齢者や子供の場合、様子を見ながら使用する
- 妊娠中、服用中の薬がある場合、使用を控えた方が良いハーブもある
保存上の注意について
- 雑菌の繁殖を防ぐため、保存容器の消毒は十分に行い、使用時には手洗いも徹底して行う
- 密閉・遮光・冷暗所保管は、保存の3原則
保存容器は密閉できるガラス製の遮光瓶(褐色または青色)を使って、湿気が無い冷暗所で保存
密閉は酸化を防ぐためで、遮光するのは紫外線が色素成分を壊すのを防ぐため
冷暗所に保管すれば、高温多湿による酸化、色素成分の破壊を遅らせるられる - 保存容器には、ハーブの名前、購入日を記入したラベル等を貼る
チンキや抽出油など、作った年月日、使ったハーブ名などを貼っておく
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