【メディカルハーブ検定対策】Chap.3-4 メディカルハーブの使い方(ハーブティー)
メディカルハーブの使い方について、より詳しく確認していきましょう。
水やお湯で成分を抽出する方法で、凡そポピュラーだと思われるのがハーブティーです。
ハーブティー
ハーブに含まれている水溶性の成分を取り出して利用するハーブティーは、成分を熱湯で抽出する温浸剤(ハーブティー)と、常温の水にハーブを漬け込んで成分を抽出する冷浸剤(水出しハーブティー)があります。
ハーブティーに含まれている水溶性の有効成分は、体内で吸収されて、およそ6時間後には排出されます。
ですので、ハーブティーは1日あたり3~4回(分けて)飲用するといいでしょう。
1種類で利用するのはもちろん、複数の種類をブレンドすれば、相乗効果が得られたリ、飲みにくいハーブを飲みやすくする効果があります。
メリット
- 直接飲用すれば、有効成分が体内に吸収されやすく、特にビタミンやミネラルなど、栄養素の摂取に最適です。
- 口内炎、咽頭炎、胃炎といった消火器に炎症があれば、炎症部に有効成分が直接作用します。
- ハーブティーは香りも良いものです。微量の揮発性成分(精油)を含んでいて、鼻から吸収することでリラックス、リフレッシュできて、アロマテラピーと同じような効果があります。
- 水出しハーブティーは、高温で抽出されるカフェインやタンニンの溶出を抑えられ、味もまろやかになります。
ハーブティーの作り方(温浸剤)
1.手や乳鉢でハーブを細かくして、ティーポットに入れる(ティーカップ1杯あたりティースプーン山盛り1杯を目安)
※分量はハーブの種類による場合があります
2.熱湯を注いで、揮発性成分を逃がさないよう蓋をする(熱湯は、ティーカップ1杯に約150~180cc、花や葉は3分、種子や根なら5分を目安に抽出時間を計る)
3.茶こしを用いてカップに注ぐ
鍋で作る場合は、水を沸騰させて火を止めてからハーブを入れます。
細かくしたり、分量や抽出時間は上記のポットで作る場合と同じです。
水出しハーブティーの作り方(冷浸剤)
1.ガラス製の容器などに細かくしたハーブと常温の水を入れる(分量は温浸剤の作り方と同じ)
2.容器に蓋をし、凡そ6時間、常温の状態で抽出
3.茶こしを用いてカップに注ぐ
その他・注意点など
温浸剤、冷浸剤、どちらも出がらしはティーバッグに入れて入浴剤や、土に混ぜて堆肥として利用可能です。
注意する点として、ハーブは利用直前に使う分だけ細かく潰します。水分に触れる面積が大きいことで、成分が出やすくなります。なので、細かく潰しましょう。
水出し(冷浸剤)の場合、常温抽出が長時間になるため、雑菌が入らない様に注意しましょう。あらかじめ熱湯消毒をしておきます。
また、フレッシュハーブを利用する場合は、葉の表面を軽くたたいたり、ちぎる、揉むなどすれば抽出が促されて香りが強くなります。
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