【メディカルハーブ検定対策】Chap.3-6 メディカルハーブの使い方(蒸気吸入、フェイシャルスチーム、芳香浴)
メディカルハーブの使い方「ハーブティー」「ハーバルバス」に続いては、蒸気吸入、フェイシャルスチーム、芳香浴についてです。
それぞれを確認していきましょう。
蒸気吸入
ハーブに含まれる精油など、揮発性成分を含んだ蒸気を吸い込む方法を蒸気吸入といいます。
ペパーミント、ユーカリ、ラベンダーが代表的です。
刺激が少ないうえ、作用が穏やかなので、子どもや高齢者にも使えます。
メリット
- 鼻やのどの粘膜に有効成分を直接作用させられる
- 蒸気の温熱による血流促進や保湿効果が得られる
- 呼吸器系に作用する
蒸気吸入の方法
1.洗面器に、ドライハーブ5~10gを入れて、熱湯を注ぐ
2.蒸気を極力逃さないよう、バスタオルをかぶって深呼吸するように湯気を鼻や口から吸いこむ
その他・注意点
揮発性成分が目の粘膜を刺激する恐れがあるので、目は必ず閉じて行いましょう。
熱湯を利用するので、顔を近づけすぎないようにし、火傷をしないように注意してください。
なお、咳が出ている時は行わないようにしましょう。
フェイシャルスチーム
ハーブに含まれている精油など、揮発性成分を含んだ蒸気を顔に当てる方法がフェイシャルスチームです。
ジャーマンカモミール、ローズがスキンケアの代表的なハーブです。
メリット
- 毛穴が開き、毛穴の奥の汚れを出しやすい
- 肌に潤いを与え、ハーブによって引き締める効果がある場合もある
- 揮発性の香り成分によるアロマテラピー効果も期待できる
フェイシャルスチームの方法
1.洗面器に、ドライハーブ5~10gを入れて、熱湯を注ぐ
2.蒸気を極力逃さないよう、バスタオルをかぶって、顔全体に蒸気をあてる
※敏感肌の人は5分、問題がなければ10分を目安にする
その他・注意点
フェイシャルスチームは週に2回を限度としておきましょう。
スチームをしたあとは、化粧水、乳液などで肌を整えておきます。
目に刺激にならないよう、目は必ず閉じて行い、やけどにも注意して行うようにします。
芳香浴
アロマテラピーの芳香浴と同様、ハーブの香りを部屋に拡散させて楽しむ方法が芳香浴です。
ペパーミント、レモングラスが代表的なハーブです。
メリット
- ハーブの香り成分を、鼻から吸い込んで脳に働きかけ、リラックス効果やリフレッシュ効果が得られる
- 部屋に拡散させるため、空気の乾燥を防ぐ
- 抗菌作用のあるハーブであれば、室内の除菌効果が得られる
芳香浴の方法
ボウルなどの容器にハーブを入れて、熱湯を注いで湯気を発生させる
※ハーブの量は、基本的には蒸気吸入やフェイシャルスチームと同じ分量で良いと思いますが、部屋の広さに合わせてハーブやボウルサイズを調整しましょう
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