【メディカルハーブ検定対策】Chap.4-1 メディカルハーブによるケア(消化器系のトラブルには)
メディカルハーブの成分を利用し、私たちの心身に役立てるにあたり、症状別、状況別に適したものを知っておく必要があるでしょう。
また、それを効果的な基剤で取り入れるための知識も持ち合わせておきましょう。
消化器系のトラブル
消化器系の不調は、心の状態と密接な関係があるみたいですね。
確かに、緊張や不安がよく胃にきます(笑)
つまり、精神的なストレスからくることもあるということです。
胃腸の不調
胃腸に不調をきたす原因として、消化機能の低下や精神的ストレスがあります。
症状としては、吐き気、下痢、腹部に何となく違和感があり、不快です。
不安や心配事は、交感神経が活発になって、胃腸での消化活動は抑制されます。
リラックス時は、副交感神経が優位で、消化液がよく分泌されてスムーズに消化が行われます。
胃腸の不調にオススメのハーブは?
まずペパーミントです。
消化器の症状緩和作用に優れていて、食後にハーブティーにしてゆっくりと飲用しましょう。
足や腹部に温湿布をしたり、ペパーミントをパウダー状にして水と一緒に飲んでもいいでしょう。(飲む場合は分量が多過ぎないように注意)
ちなみに、消化器に直接作用させるため、オブラートでの服用は避けてください。
次にオススメなのがジャーマンカモミールです。
お腹の万能薬であり、植物のお医者様とも呼ばれています。
駆風作用により、お腹に溜まった不快なガスが排出されるほかに、消炎作用、ストレス性の緊張をやわらげる鎮静作用もあります。
こちらもハーブティーとして食後にゆっくり飲むのもよいですし、消炎作用を期待するならば、食間や寝る前の空腹時に飲用してみましょう。
便秘
便秘の原因は、不規則で偏った生活や、運動不足、ストレス、消化不良といったことが考えられます。
症状としては、腹部膨満、腹痛、食欲不振、吐き気や肌荒れといったことがあります。
大腸の働きは、自律神経によってコントロールされていて、ストレスから自律神経系にアンバランスを生じてしまうと、便秘や下痢が引き起こされます。
便秘にオススメのハーブは?
便秘にオススメのハーブは、ダンディライオン、ハイビスカス、ローズヒップ、ペパーミントになります。
いすれも緩下作用があり、穏やかに便秘改善のサポートがされるでしょう。
ハーブティーでの飲用がよいでしょう。
特に下痢と便秘を繰り返すストレス性の過敏性腸症候群には、鎮痙作用があるペパーミントの温湿布がオススメで、腸の働きの調整を助けてくれます。
腹部のマッサージも併用することで、刺激を与えればより効果的です。
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