【紅茶について】味覚・嗅覚での判断はかなり難しい
以前、茶葉の産地や特色について記事にしましたが、実際に自分の目で見て、味わって、香りを判断する機会がありました。
関連リンク:【紅茶のこと】産地別の茶産業について(インド、スリランカ編)
一気に10種類程度テイスティングを行いましたが・・・
実際の感想
ハッキリ言うと、明らかな違いがある茶葉以外では、違いがよくわかりませんでした(笑)
もちろん私は専門家(ティー・テイスター)でもなく、単なる紅茶好きな奴だけなのかもしれませんが、さすがにわからなかったです。
まぁ当然だろうなとも思っているので、ショックを受けるとかそういったことはありません。
ただ思ったのは、微妙な茶葉や水色の色合いの違いはもちろん、味や匂いの表現は相当な長い年月をかけ磨いていくものでもあると同時に、どれだけ長い時間をかけたとしても、その微妙な違いを判断するだけの能力が身につかなかったり、発揮されないこともあるので、世界で活躍しているティー・テイスターは本当にすごいんだろうなと、改めて専門家というか職人の凄さがそこにはあるんだろうなと感じました。
違いがわかる茶葉
違いがわかる茶葉はなんだったのかというと、ウバです。
ウバは、スリランカが誇る代表的な紅茶の一つで、クオリティー・シーズンは8月~9月、茶葉の見た目は鮮やかな赤褐色、水色は明るい真紅色です。
飲んですぐ、鼻を通り抜ける独特の感覚がわかりました。
これはメチルサルチル系の香りで、身近な例でいうとサロンパスのような感じです。
もちろんあのサロンパスの独特な感覚がダイレクトに伝わるのではなく、強い渋みと合わせて鼻を通り抜けていく中に微かに感じられる程度なので、どの茶葉とも一線を画すような、それくらい素人にも判断が出来るものでした。
どうすればわかるようになる?
持って生まれた能力として優れた嗅覚があればいいのですが、なかなかそうもいきません。
訓練すればどうにかなる感覚があるかもしれませんが、長年の経験も必要だと思います。
しかし、どれだけ長い経験を積んだとしても、わかるようになるわけでもないでしょう。
積み重ねていくことで、それが苦痛となってしまっても悲しいですし、何より嫌いになってしまうことになってしまえばさらに悲しいので、うまくいかないこともあるかもしれませんが、ブレないことだけははっきりと決めておくことも大切です。
それは、紅茶をしっかりとたくさん、五感を使って味わい続けていくこと、合わせて楽しむことも大事でしょう。
私はスペシャリストになりたいというつもりはなく、どちらかというとまんべんなくいろいろと楽しみたい派なので、スペシャリストよりもゼネラリストになっていきます。
目指すところはいろいろと選択できますが、紅茶を楽しく味わうことは、ブレずにこれからも続けていきます。
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