【紅茶のこと】紅茶の生産国について
紅茶生産の必須条件
熱帯及び亜熱帯に特徴的な高温と多湿、季節的な多雨と一定の乾燥期をもたらすモンスーン的気候、毎日手摘みや機械を用いる安い労働力、政治的に安定した広大な農地の確保が必要です。
そんな条件の環境にある国が、やはり紅茶生産の代表国です。
インド、ケニア、スリランカ、インドネシア、そしてトルコが国内総選産量が多い国々です。(中国も多い)
全世界の紅茶総選産量の60%を占めるほどです。
赤道を中心としたティーベルトは年中採れる地域で、北限がジョージア、南限がアルゼンチンのニシオネスになります。
我が国の紅茶生産について
我が国は緑茶生産大国ではあるものの、紅茶は結果的に作ることが出来ずじまいです。
といっても、それは国際競争力を持った紅茶が出来なかったということであって、国産の和紅茶は、べにふうきなどの渋みが少なく飲みやすいとされるものがあります。
1971年(昭和46年)6月に外国産の紅茶の輸入の自由化になっています。
国産紅茶を造って外貨を稼ぐという国家的な方針は中止となったようですが、やはり気候などの条件はどうにもならないことが個人的には大きな要因の一つだと思っています。
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