【紅茶のこと】産地別の茶産業について(ケニア、インドネシア、中国編)

インド、そしてスリランカといった紅茶の代表的な国以外でも、紅茶大国として台頭するケニア、インドネシア、中国についても確認していきます。

紅茶検定

アフリカ

アフリカの紅茶は歴史が浅いもものの、CTC製法でほとんど作られていることもあり、特にケニアは紅茶生産大国でもあります。

ケニア

ケニア
クオリティーシーズン1年十品質変化は少ない
茶葉外観赤めの黒褐色
水色綺麗な赤橙色
香味バランスの取れた味とフレッシュな香りに軽やかなモルティー・フレーバー

インドネシア

19世紀のオランダ植民地時代に中国から持ち込まれた茶樹品種が始まりとされています。

ジャワ

ジャワ
クオリティーシーズン8月~9月
茶葉外観赤褐色
水色薄めの真紅色
香味軽めの味で若干の青葉臭

スマトラ

ジャワ
クオリティーシーズン6月~8月
茶葉外観暗赤褐色
水色濃い紅色
香味少々キレの弱い濃いコク味とやや重く穏やかな香り

中国

全体としての茶の生産量は世界一ですが、メインは意外にも緑茶であります。

シノワズリーの象徴でもあります。

キームン(祁門)

キームン(祁門)
クオリティーシーズン3月下旬~4月
茶葉外観良く撚れた黒色
水色暗紅色
香味渋みを感じず、まろやかで濃厚な味と蜂蜜の甘く香る蘭の花の香り

ラプサン・スーチョン(正山小種)

ラプサン・スーチョン(正山小種)
クオリティーシーズン4月~5月
茶葉外観撚れが弱く、黒色
水色薄めの赤褐色
香味さっぱりと軽い味と独特な松脂がくすぶった煙の強烈なクレオソート臭
※正露丸のような香り

雲南

雲南
クオリティーシーズン2月下旬~4月
茶葉外観ティッピーな褐色
※芽
水色濃い赤色
香味濃厚なコク味と特徴のある重厚な香り