Jessie Murph『Sex Hysteria』レビュー:剥き出しの感情がぶつかる、現代のポップ・ロック
アルバム
ジャケット

アーティスト
Jessie Murph ジェシー・マーフ
アルバムタイトル
Sex Hysteria
レビュー
米国アラバマの出身である女性シンガーソングライター、ジェシー・マーフによるセカンドアルバムです。
カントリー、ヒップホップ、ポップ、そしてロックの要素が混ざり合った、非常にユニークなサウンドが特徴的。
今回のアルバムは、その中でも特に感情が剥き出しになった、大胆な作品に仕上がっている印象です。
アルバム全体を通して、愛、欲望、後悔、そして怒りといった、非常にパーソナルで生々しい感情が、ストレートに歌われているとのこと。
彼女自身、「個人的で傷つきやすいアルバム」だと語っていて、その正直さが聴く人の心に強く響くのではないでしょうか。
※「1965」動画が閲覧できない場合は、直接アクセスしてみてください(https://youtu.be/C_76y6GG4tA)
サウンド面では、ヒップホップのスワッグと、ガールズグループの黄金時代を思わせるようなポップな要素が組み合わさっています。
しかし、その根底には、彼女の持つロック的なエネルギーと、ソウルフルな歌声がしっかりと息づいています。
このアルバムの持つ強烈な感情の起伏は、少し刺激的すぎるかもしれませんが、彼女の荒々しくも美しいボーカルと、ジャンルを超えたサウンドが、新しい発見を与えてくれると思います。
歌詞は非常に直接的で、時に過激な表現も含まれています。
例えば、「Touch Me Like a Gangster」のような曲は、愛と支配、そして欲望といった、複雑なテーマを扱っているようで、その正直さが現代の若者の間で共感を呼んでいる理由の一つなのかなと思います。
非常にエンターテイニングで、中毒性があるという評価が多いようです。
彼女の持つカリスマ性と、どんなジャンルにも臆せず飛び込んでいく音楽的な才能の表れではないでしょうか。
個人的には「1965」というトラックが一番かっこよくてお気に入りです。
現代の音楽シーンにおいて、ルーツ的な要素を含めつつも新鮮さのような感覚もあるアルバムです。
トラックリスト
01. Gucci Mane
02. 1965
03. Couldn’t Be Worse
04. A Little Too Drunk
05. Bad As The Rest
06. Touch Me Like a Gangster
07. Heroin
08. I Like How I Look
09. Sex Hysteria
10. Ur A Bitch
11. No Chance
12. Blue Strips
13. Best Behavior
14. Ur Bill Is Big As Fuck
15. The Man That Came Back
Spotify
私の視聴環境
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