Brigitte Calls Me Baby『Irreversible』レビュー:抗いがたいロマンティシズムと時代を超えるサウンド
アルバム
ジャケット

アーティスト
Brigitte Calls Me Baby ブリジット・コールズ・ミー・ベイビー
アルバムタイトル
Irreversible
レビュー
実は昨年(2025年)から注目していたシカゴ出身のバンド、ブリジット・コールズ・ミー・ベイビー(移行 BCMC)が早くも2ndアルバム『Irreversible』をリリースしました。
1stアルバム『The Future Is Our Way Out』での鮮烈なデビューから間もなく届けられたこの新作は、彼らが持つヴィンテージすぎないヴィンテージな響きと、現代的な感性の融合をさらに深化させ、その音楽的才能を改めて証明しています。
1stアルバムはまだ記事にしていませんが、このアルバムが持つ「抗いがたい魅力」と、彼ら独自のロマンティシズムについて聴きごたえのあるセカンドであるでしょう。
このバンドの魅力の一つは、リードシンガーであるウェス・リーヴィンスの歌声にあると言えるでしょう。
ロイ・オービソンやモリッシーを彷彿とさせるとされるグラマラスでエモーショナルなボーカルは、聴く者の心を掴む要素があるのは言うまでもありません。
彼の歌声は、ポップス的甘美さと、80年代のニューウェーブが持つクールな憂いを同時に感じさせる、まさに時代を超越した響きを持っているんじゃないかなと思います。
そして、その歌声と見事に調和するのが、ノスタルジックでありながらも新鮮なバンドサウンドです。
(※風貌も80年代的なものを感じさせます)
『Irreversible』では、彼らのルーツである50年代・60年代のロックンロールやポップス、そして80年代のニューウェーブからの影響を強く感じさせつつも、決して単なる懐古趣味に終わっていません。
現代的なプロダクションとアレンジによって、それらの要素が巧みに再構築され、BCMBならではのユニークなサウンドスケープを創り出しています。
彼らの音楽は、まるで古き良き時代の映画のサウンドトラックを聴いているかのような、情景豊かな世界観を私たちに提示してくれます。
このアルバム全体に漂うのは、抗いがたいほどのロマンティシズムです。
それは、失われた愛への郷愁であったり、未来への淡い期待であったり、あるいは人生の不確かさに対する静かな諦めであったりするのかもしれません。
ウェス・リーヴィンスの歌詞は、そうした複雑な感情を詩的に表現しており、聴く者それぞれの心に深く響くことでしょう。
彼らの音楽は、単なるロックバンドのサウンドというよりも、一つの芸術作品として、私たちの感情に語りかけてくるような、そんな深みを持っていると思います。
Brigitte Calls Me Babyが描く、ノスタルジックさがありながらも、新しいロマンティシズムの世界に、きっと魅了されることでしょう。
国内盤CD
トラックリスト
- There Always Was
- Slumber Party
- I Danced with Another Love in My Dreams
- The Pit
- Truth is Stranger Than Fiction
- These Acts of Which We’re Designed
- Sillage
- I Can’t Have You All to Myself
- I Can Take the Sun Out of the Sky
- The Early Days of Love
- Send Those Memories
Spotify
私の視聴環境
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