Greg Freeman『All Set The Bone』(2026)レビュー:崩れかけた世界で、それでも歌を続ける

楽曲, 音楽

アルバム

ジャケット

アーティスト

Greg Freeman グレッグ・フリーマン

アルバムタイトル

All Set The Bone

レビュー

Greg Freeman(グレッグ・フリーマン)は、米国メリーランド州ベセスダ出身、現在はバーモント州バーリントンを拠点に活動するシンガーソングライターです。

オルタナティヴ・カントリーやインディー・ロックを軸に、少ししゃがれた個性的な歌声と、日常から社会の不安までをつなぐ物語性の強い歌詞を聴かせます。

これまでに『I Looked Out』『Burnover』といったアルバムを発表しており、本作『All Set The Bone』は3枚目のアルバムです。

本作は、彼を初めて聴く人にも「なかなかいい」と感じさせるフックを持ちながら、すぐに全貌をつかませてはくれません。

オルタナ・カントリーの土台に、ポスト・ハードコアの重さ、サイケデリックな揺らぎ、ホーンやヴァイオリンまで加わり、曲ごとに景色が大きく変化します。

プロデュースを手がけたのは、現代ロックの音像を作るという評価の高いジョン・コングルトンという方だそうです。

冒頭の「Cahokia」は、古代遺跡の名前を入口に、消えてしまったものや残された記憶へ視線を向けます。

Cahokia

なんというか、ガレージっぽい雰囲気を纏いながらも、美しい退廃とい形容をイメージしました。

「Totaled」では、壊れた車という身近な出来事が、喪失や社会全体の荒廃へと広がっていきます。

個人的な痛みと大きすぎる世界の問題を、どちらか一方に決めつけず歌うところが、グレッグ・フリーマンの魅力ですね。

特に印象的なのは「Indu」。

バンドの演奏がきっちりと噛み合い、アルバムの中でも最も耳に残るポップな一曲でしょう。

Indu

「Hail Mary」は静かな実験音楽のように始まり、やがて荒々しいギターへ変貌します。

「Untitled 10」も、重いサウンドから切実なバラードへ移り変わり、予想を裏切る構成が印象に残ります。

1stアルバム、2ndアルバムを未聴のまま本作で初めて知ったアーティストですが、かなり気に入りました。

世界が壊れかけていると言われている今だからこそ、歌うことや誰かとつながることを手放さないアルバムです。

Loser’s Prize

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国内盤CD

輸入盤CD import CD

レコード盤 Record LP

トラックリスト

01. Cahokia
02. Totaled
03. Culture
04. Withdraw
05. Indu
06. Loser’s Prize
07. Hail Mary
08. Decade
09. Marooned
10. Untitled 10
11. Next To Nothing
12. Costs
13. Bury Me The Shovel

Spotify


私の視聴環境

レコードプレーヤー TEAC TN-350

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スピーカー ONKYO オンキョー D-012EXT(D)

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Creative Pebble ブラック
音声入力3.5mm ピンプラグ接続
電源USB端子接続 低音用
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出力4.4W アクティブ スピーカー
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