The Libertines『The Libertines リバティーンズ革命』(2004)レビュー:これは「美しき崩壊」だったのか

楽曲, 音楽

アルバム

ジャケット

アーティスト

The Libertines ザ・リバティーンズ

アルバムタイトル

The Libertines 邦題:リバティーンズ革命

レビュー

今回は、英国のバンド、ザ・リバティーンズのベースであるジョン・ハッサールは2月17日生まれということで、同バンドのセカンドアルバム『The Libertinesリバティーンズ革命』のレビューです。

2004年にリリースされたこのアルバムは、当時のUKロックシーンを追いかけていた人なら、このジャケットを見ただけで胸が締め付けられるような感覚もあるかもしれませんね。

というのも、中心メンバーであるピート・ドハーティとカール・バラーの二人が、肩を寄せ合いながらも、今にも壊れてしまいそうな危うさを漂わせているジャケットで、空気感そのものが、この一枚に凝縮されているのではないかと思います。

リバティーンズといえば、どうしてもピートとカールのフロントマン二人に注目が集まりがちですが、実はジョン・ハッサールをはじめとした、周りのメンバー存在が大きいと思っています。

ピートとカールが即興的で、時にバラバラになりそうな演奏を繰り広げる中で、ジョンのベースとゲイリーのドラムがしっかりと土台を支えているからこそ、あの「崩壊寸前の美しさ」ともいうべきなのか、危うくも成立していたんだな、とイメージします。

Can’t Stand Me Now

「Can’t Stand Me Now」は、ピートとカールが互いへの不満や愛憎をぶつけ合うような掛け合いですね。

当時の空気感をリアルタイムで体験していた人からすると、そのヒリヒリ感は今でもあるのではないでしょうか。

UKギターロックが好きな人にとって、このアルバムは年代で追いかけていく中でピックアップされることも多いと思いますが、ガレージロックのリバイバル的な勢いもありつつ、どこか英国らしい詩情やロマンティシズムが漂っています。

パンクでありながら、すごく文学的。

そのバランスが、他のバンドには真似できない彼らだけの魅力でもありますね。

理屈抜きで伝わるものがあるバンドであるがゆえに、粗削りな感じが、かえって彼らの真実味を際立たせている気がします。

リバティーンズ自体、活動を停止するなどあり、何度もいろいろな危機を乗り越えて、今も活動を続けてくれているのは、ジョンをはじめとした周りのある種安定したメンバーがいたからこそかもしれませんね。

最近、整いすぎた音楽ばかり聴いていて、何かが足りないと感じているなら、ぜひこのアルバムを聴いてみてほしいですね。

不完全であることの美しさの瞬間が、ここに刻まれているので。

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トラックリスト

01. Can’t Stand Me Now
02. Last Post on the Bugle
03. Don’t Be Shy
04. Man Who Would Be King
05. Music When the Lights Go Out
06. Narcissist
07. Ha Ha Wall
08. Arbeit Macht Frei
09. Campaign of Hate
10. What Katie Did
11. Tomblands
12. Saga
13. Road to Ruin
14. What Became of the Likely Lads

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私の視聴環境

レコードプレーヤー TEAC TN-350

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Google Pixel Buds(ワイヤレスイヤホン)

Creative Pebble ブラック
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電源USB端子接続 低音用
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