【おすすめの洋楽】Paul Weller(1992)/ PAUL WELLER

2018年7月28日楽曲, 音楽

ポール・ウェラーは、ソロ1stアルバム『Paul Weller』をスタイル・カウンシル解散後、ポール・ウェラー・ムーヴメントというソロ・プロジェクトを開始して、1990年11月にツアー。その後に、メンバーの変遷を経て本作を日本で先行発売しています。

2017年のアルバム、2018年の初めに来日するなど、現在も精力的な活動をしていますね。

ジャケット

Paul Weller Solo 1st

レビュー

さて、この1stソロアルバムですが、# Into Tomorrow が当時先行シングルとして発表されています。

いやぁ純粋にかっこいいトラックだと思います。

ソロとして、先へ進むんだという覚悟というか、決意というか、そんな勢いを感じます。

シングルとしての発表は、# Uh Huh Oh Yeh、# Above the Clouds で、どれも全英50位以内にランクインしており、ポール・ウェラーのソロ活動のはじまりとして、良い意味で落ち着いていて良いのではないかと思います。

また、個人的には # Bull-Rush なんかも好きですね。

ザ・ジャムやスタイル・カウンシルで体現してきた音楽性や影響を経て、このソロアルバムではそれらをさらに自分なりに解釈して表現するような、ポール・ウェラーなりの試行錯誤もあったのではないかと思います。

当時の立ち位置は、本国ではマイナーのアーティストという認識が強かったようですが、スタイル・カウンシル時代の根強いファンが多かった日本では英国よりもヒットしています。

まぁアルバムとしては全英8位に入っているので、仮にこのアルバムが大コケしていたらと思うと、今のポール・ウェラーはポール・ウェラーとしていられたのかどうかと思ってしまいます。

モッズというスタイルが、イコール「ポール・ウェラー」となるような、何にしろ、とにかくかっこいいんです、音楽だけじゃなく、存在もです。

ソロももちろん、ザ・ジャム時代、スタイル・カウンシル時代も、興味を持って聴いてみるのもおすすめです。

トラックリスト

01. Uh Huh Oh Yeh
02. I Didn’t Mean to Hurt You
03. Bull-Rush
04. Round And Round
05. Remember How We Started
06. Above the Clouds
07. Clues
08. Into Tomorrow
09. Amongst Butterflies
10. The Strange Museum
11. Bitterness Rising
12. Kosmos

※保有しているのは輸入盤ボックスセットCDです。