【おすすめの洋楽】Singles(2004)/ TRAVIS
安定感のあるアーティストは、いつもいい曲を聴かせてくれますが、それは逆に言えばあまり変わり映えしないともとらえられかねません。
しかし、このTravis(トラヴィス)はそういった安定感ではなく、合わせて安心感もあります。
ジャケット
レビュー
スコットランドはグラスゴー出身、叙情派バンドのトラヴィスのシングル集(ベストアルバム)です。。
1~4枚目までのアルバムのシングルを網羅したバンド初のベストアルバムで、今作には新曲「Walking In The Sun」が加えられています。
自動車メーカーのCMに起用され、ふと耳にしたことも在る方がいるかもしれません。
新曲はもちろん、叙情派の代表格として鳴らしてきた音は、やはりトラヴィスというバンドをトラヴィスたる地位に決定付けていると確信します。
叙情派といっても、実はセカンド・アルバムからそのような形容や方向性を打ち出してきたこともあり、このシングル集では”やんちゃな”頃の彼らを聴くことができます。セカンド以降しか聴いていなければ、少しばかり驚くかもしれませんね。
叙情派の類は数あれど、このバンドの安定感は正に半端ないです。
「Sing」はサードアルバムの冒頭の曲だ。やさしさの琴線に触れながら高揚していくようなトラックで、ライヴでは合唱必須だ。
「Flowers In The Window」は穏やかで陽だまりを感じる、恋人同士の風景画のようです。
#「Turn」、#「The Distance」といったトラックも、トラヴィスの必聴トラックです。
このアルバムはベスト盤であると同時に、本当に”シングル集”という表現が適切です。
ポップセンス、メロディセンスは卓越したスキルと感性を有し、しかしその感性や能力は驕ることなく、特別過ぎるわけでもない感じが心地よいですね。
いつもそばにある大切な存在であり、このバンドは愛さずにいられないのです。
トラックリスト
01. Sing
02. Driftwood
03. Writing to Reach You
04. Why Does It Always Rain on Me?
05. Re-Offender
06. Walking in the Sun
07. Tied to the 90’s
08. Coming Around
09. Flowers in the Window
10. Love Will Come Through
11. More Than Us
12. Side
13. U16 Girls
14. Happy
15. All I Want to Do Is Rock
16. The Beautiful Occupation
17. Turn
18. The Distance
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