【おすすめの洋楽】Final Straw(2004)/ SNOW PATROL

楽曲, 音楽

通算3枚目でメジャーデビュー作となる、スコットランドのグラスゴーを拠点とするロックバンド Snow Patrol(スノウ・パトロール)の『Final Straw』は、イギリスで150万枚、アメリカで50万枚のセールスを記録しています。

うっすらと積もった雪、凍てついて動きのない空気に満たされた公園のベンチで、目を瞑って聴きたいアルバムです。

ジャケット

SNOW PATROL Final Straw

レビュー

このアルバムを聴いた時に思い浮かべるシチュエーションは、表面的には冷たいかもしれませんが、じわじわと気持ちを高ぶらせて温もりを得られる「How To Be Dead」からはじまり、全体的に安定したメロディではないかと思います。

しかし、今作の最もプッシュすべきトラックは、切ない歌詞で珠玉のバラード「Run」でしょう。

「Run」
 

これが話題を集めて、結果的に英国と米国で200万枚を達成しています。

オルタナティブなギターバンドとして、ここまで賞賛されたバンドは当時としてはかなりすごいことだったようです。

「Spitting Games」は、アルバムの中でもっとも盛り上がりを見せるトラックですが、爆発的ではなく、売上同様本当にじわりじわりという感じです。

「Spitting Games」
 

「Chocolate」もさわやかなミドルテンポな良トラックです。

「Chocolate」
 

スコットランド、北アイルランドのサウンドイメージは叙情的な印象がありますが、このバンドは意外にもどっしりとして、堅実だという印象になりました。

乱立したギターバンドの中に、こういうバンドが居なくてはいけないでしょう。

トラックリスト

01. How To Be Dead
02. Wow
03. Gleaming Auction
04. Whatever’s Left
05. Spitting Games
06. Chocolate
07. Run
08. Grazed Knees
09. Ways & Means
10. Tiny Little Fractures
11. Somewhere A Clock Is Ticking
12. Same


Final Straw(Amazon Music)