【おすすめの洋楽】In The City(1977)/ THE JAM
パンク旋風吹き荒れる1977年、『In The City』でデビューしたザ・ジャムは、ポール・ウェラーが在籍していたバンドです。
パンクロックはもちろん、ポール・ウェラーの初期衝動もあるアルバムです。
このアルバムは、私を構成する9枚シリーズに入ります。
ジャケット
レビュー
音の数は多くないのに、激しく、そして早く、何より彼らが”キレ”ています。
故にこのアルバムには初期衝動が詰まっているのではないでしょうか。
後にUKロック界の大物となるポール・ウェラーが、こめかみに青筋たてて歌う勢いと、黒のスーツでビシッと決めた若者3人が、影響を隠し切れないほどのモッズスタイルをまとっていてかっこいいです。
「Art School(芸術学校)」からそのエンジンは既にかかっていてキレキレで、”1-2-3-4!”の掛け声が、爽快ですね。
「Batman(バットマンのテーマ)」は遊びなのかと思いつつ、ジャムが影響をう受けた(スタイルを模した)であろうバンドもカヴァーしているので、その流れでしょう。
「In The City」はやはりこのアルバム内のメインディッシュで、デビュー曲でもあるこのトラックは、バンドのシーン登場にはもってこいの疾走感と勢いがあります。
この時代だったからこそ、このタイミングだったからこそのアルバムと言っていいでしょう。
際立ったテクニックは気にしなくていい、シンプルかつ激しさのみでこのアルバムは完成されています。
トラックリスト
01. Art School 芸術学校
02. I’ve Changed My Address 住所変更
03. Slow Down
04. I Got By In Time 時に追われて
05. Away From The Numbers 気ままに
06. Batman Theme バットマンのテーマ
07. In The City
08. Sounds From The Street 都会の音楽
09. Non-Stop Dancing
10. Time For Truth 今度こそ本当
11. Takin’ My Love
12. Bricks And Mortars 瓦礫とモルタル
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