【おすすめの洋楽】Moon Music（2024）/ COLDPLAY
アルバム
ジャケット
アーティスト
COLDPLAYコールドプレイ
アルバムタイトル
Moon Music
レビュー
通算10枚目になる新作『Moon Music』です。
タイトルの通り、月（Moon）がテーマとなっているらしいのですが、だからといって宇宙的なものや神秘的なもの、エレクトロニック系が前作から引き継がれつつも大転換したアルバムというわけではなく、「Yellow」で歌っていたコールドプレイ側（地球、地上）からの視点であるならば、今作は元々居るところを見ている側（月）からの視点なのか、締めくくりである最後の曲名が「ONE WORLD」というのは、地球という球体という大枠のことを指しているのかな？と妄想したりしながら聴きました。
アルバムから好みのものを一曲挙げるとすれば、「ALL MY LOVE」かなと思います。
ALL MY LOVE
初期作品の頃（１～３枚目）の衝動のような、決して激しさや鋭さではない感覚は無意識に求めがちです。
その結果がこの曲になったのだと思っています。
そして最終曲「ONE WORLD」の終盤、”ラララ♪”と歌う音色も雰囲気も、何かさっぱりとしたような、さらさらと後味の良い悪いもないフラットな結末が迎えられたような気分になったのは良かったですね。
また今回は、環境に配慮した素材を使用してCDやアナログの制作に取り掛かっているらしく、CDは使用済みの製品を回収して、再生資源化した再生ポリカーボネート樹脂を90％使用した世界初の「EcoCD」と言われるものらしいです。
環境問題や人権といったことに取り組んだり、傾倒するアーティストが多いですが、コールドプレイもその一つですね。
ここはハッキリ言ってしまえば、大きな矛盾を抱えているなぁと、コールドプレイのみならず、多くのアーティストに感じています。
環境に配慮するならば、私たちは究極の状態を選択しないかぎり、スピードは緩められても、結末は変わらないただの延命に過ぎないことをもっと自覚すべきだろう。
トラックリスト
01. MOON MUSiC
02. feelslikeimfallinglove
03. WE PRAY
04. JUPiTER
05. GOOD FEELiNGS
06. 🌈
07. iAAM
08. AETERNA
09. ALL MY LOVE
10. ONE WORLD
Spotify
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