Thomas Raggi『MASQUERADE』レビュー:マネスキンのギタリストが仕掛ける、純粋なロックンロールの祝祭
アルバム
ジャケット

アーティスト
Thomas Raggi トーマス・ラッジ
アルバムタイトル
MASQUERADE
レビュー
イタリアのロックバンド、マネスキンのギタリストであるThomas Raggi(トーマス・ラッジ)がリリースした初のソロアルバムは、洋楽ロック好きなすべての人に、ぜひ聴いてみてほしい一枚ですね。
このアルバムは、バンド活動とは一線を画す、トーマス自身のロックへの情熱が詰まった作品だと感じました。
そして何より驚くのは、その制作陣の豪華さです。
トム・モレロがプロデュースを手掛けていることにはじめ、レッチリのチャド・スミス、ジェットのニック・セスターなど、豪華なロックバンドの面々が多数参加しているという点からも、このアルバムがどれだけ本気でロックと向き合っているかが伝わってきます。
サウンドは、激しく、生々しく、飾り気のない、純粋なロックンロールです。
マネスキンの持つグラマラスな要素も感じられますが、それ以上に、ギターの音色が前面に出ていて、非常に力強いグルーヴを生み出しています。
(「GETCHA!」のニックのラップも珍しい)
彼のギタープレイは、時に激しく、時にメロディアスで、アルバム全体に緊張感と活力を与えています。
このアルバムの魅力は、単なるテクニックの披露とかではなく、「ロックを作る喜び」が溢れているところではないでしょうか。
豪華なミュージシャンたちが集まり、純粋に音楽を奏でている様子が目に浮かぶようです。
Maneskinをあまり聴いたことがない方でも、ロックのエネルギーを感じるための最高の入り口になるかもしれませんね。
特に、ギターロックが好き、新しい刺激的なサウンドを探している、という方には強くおすすめしたいですね。
このアルバムは、トーマス・ラッジという一人のギタリストが、ロックというジャンルへの愛と敬意を込めて作り上げた、情熱的な作品だと思います。
彼のソロプロジェクトは、マネスキンのファンだけでなく、洋楽ロックを探求するすべての人にとって、新しいお気に入りを見つけるためのヒントになるのではないかなと思います。
トラックリスト
01. Getcha!
02. Keep the Pack
03. Lucy
04. Cat Got Your Tongue
05. For Nothing
06. You Spin Me Round (Like a Record)
07. The Ritz
08. Fallaway
Spotify
私の視聴環境
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