almost monday『THANK GOD IT’S ALMOST MONDAY』(2026)レビュー:晴れた音楽の中に、少しだけ本音を隠して
アルバム
ジャケット

アーティスト
almost monday オールモスト・マンデー
アルバムタイトル
THANK GOD IT’S ALMOST MONDAY
レビュー
米国サンディエゴで結成されたロックバンド、オールモスト・マンデーによる2枚目のアルバムです。
タイトルからして、月曜日を歓迎しているのか、週末の終わりを嘆いているのか分かりませんが、失恋や孤独といった重い背景を抱えながらも、音楽はあくまで太陽の下にあるような、ジャケットからもそんな雰囲気があります。
冒頭の短いタイトル曲は、ブラスを含んだ遊び心のあるイントロで、そこから「delicate」へ進むと、磨き上げられたインディー・ポップと大きなフックが広がります。
「no more regrets」はディスコのリズムを取り入れた明るい一曲で、考えすぎるより先に身体を動かしたくなります。
ただ、本作の本当の魅力は、すべてをきれいに磨きすぎていないところにあるようにも感じます。
「class a」は音の重なりが少し崩れ、Dawsonの声が楽器の奥から前へ出てくる瞬間に個性が生まれ、「losing streak」も、整いすぎない演奏が曲に呼吸を与えています。
なかでも「skinny dip」は、almost mondayの良さが最も自然に表れた曲でしょう。
17歳の恋や、車を走らせた夜の記憶を歌う言葉には、抽象的な前向きさではない具体的な体温があります。
ボーカルも力みがなく、ギターやリズムも少し余白を残しているためか、明るい曲なのに聴き終えたあとに静かな余韻が残ります。
なんというか、悩みを抱えたままでも踊れる場所を作ってくれるアルバムのようです。
国内盤CD
輸入盤CD import CD
トラックリスト
- thank god it’s almost monday
- delicate
- class a
- no more regrets
- superprism
- fade
- losing streak
- leaving is easy
- buzz
- skinny dip
- enjoy the ride
- french kids
- better late than never
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