The Guest List『Something Real』(2026)レビュー:迷いながら、それでも本物を探すギター・ロック

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The Guest List ザ・ゲスト・リスト

アルバムタイトル

Something Real

レビュー

The Guest Listは、英国マンチェスターを拠点に活動する5人組のギター・バンドです。

ライブやEPを重ね、インヘイラーやブロッサムズのサポート、グラストンベリー出演も経験してきました。

ステージで鍛えられた彼らのデビュー作が『Something Real』です。

アルバムの冒頭を飾るタイトル曲「Something Real」は、90年代ブリットポップを思わせる大きなギター・リフで始まります。

明るく開放的な音なのに、歌われているのはインターネットやSNSによって、現実感や本音が見えにくくなった時代への違和感で、爽やかさの中に不安を忍ばせるところが、このバンドの個性ではないでしょうか。

Something Real

続く「Ruine」では、不健全な恋愛を檻にたとえ、相手に支配される苦しさを描きます。ギターは荒々しく、メロディにはどこか悲しさが残る。単なる青春ロックではなく、言葉にしにくい感情をドラマチックに鳴らしているのが印象的です。「Mundane」や「Pink」では、パンチのあるリズムとフックの強い歌が前面に出て、初めて聴く人も入りやすいでしょう。

本作の魅力は、激しい曲と静かな曲の配置にもあります。アコースティックギターを中心にした「Sick Animal」は、抑えた歌声から大きなサビへ広がる展開が美しい一曲。「If Ever Your Devil Is Kind」は、成功しても埋まらない心の空白を歌いながら、音が次第に壮大になっていきます。「Slow Down Sally」では、詩的な歌詞とアコースティックな響きが、バンドの柔らかな一面を見せてくれます。

If Ever Your Devil Is Kind

12曲の中には先行発表曲も多く、新鮮さでは少し物足りないかもしれません。それでも、明るいインディー・ロック、重たいギター、静かなバラードを収めた構成は見事です。

2026年のサマソニで見た方はいかがだったでしょうか。

若さと不安を隠さず「本物」を探すデビュー作です。

Slow Down Sally

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レコード盤 Record LP

トラックリスト

  1. Something Real
  2. Ruine
  3. You Should Care
  4. Sick Animal
  5. Mundane
  6. If Ever Your Devil Is Kind
  7. Pink
  8. Craven
  9. Slow Down Sally
  10. Mary
  11. Weatherman
  12. The Only Ones

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私の視聴環境

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