【おすすめの洋楽】Collected(2006)/ MASSIVE ATTACK
いわゆるエレクトロニカの類になるのか、ヒップ・ホップやレゲエといった部類も含まれるのかよくわかりませんが、とりあえず私としては苦手な分野で、ほとんど手を出しませんでしたが、このマッシヴ・アタックは、90年代のブリット・ポップ時代と言われている世代に当てはまるので、念のためチェックしておこうという程度で買った覚えがあります。
何年か経って聴くと、アーティスト、特にUK勢はやはりユニークだということが改めて認識できた次第です。
ジャケット
レビュー
正直、とりあえず持っておいていいかなという程度だったせいか、あまり真剣に聴いてこなかったベスト盤です。
スタジオアルバムを全てチェックしていないこともあってか、一聴しただけではよくわからないどころか、何度聴いてもよくわからないという始末(笑)
BGM程度(にしては重過ぎる)に流すくらいでしたが、様々な音楽を聴いていく中で、3、4年経って改めて聴くと、ようやく何か他と違う雰囲気や感覚を体感できたような気がします。
このベスト盤は、それまでの4枚のスタジオ・アルバムがあっての経緯を知る必要があるのかもしれませんが、とりあえず大変なのでベスト盤をチョイスし、印象に残ったのは、# Teardrop というトラックでした。
薄暗さがあり、どこか重苦しいような雰囲気がありますが、それでもトータルとして見ると(聴くと)綺麗だな、と素直に感じました。
ヴォーカルを務めているのは、コクトー・ツインズというシューゲイザー・バンドのエリザベス・フレイザーという方です。
美しい歌声もあってか、壮大なスケール感とはまた一味違う世界観が魅力的です。
マッシヴ・アタックは、重さがある半面、浮遊感も得られるようなサウンド、メロディがあり、トリップ・ホップやブリストル・サウンド(出身地が英国ブリストル)なるジャンルが確立されるようになっています。
ジャンル分けどうこうというのは、正直聴く側の判断に委ねられる部分もあるので、完全に何が正しいのかわかりませんが、難しいジャンルですが、ひとくくりにオルタナティブでは物足りないのは確かです。
# Unfinished Sympathy
ジャンルがいまいちよくわからないというのは、もはやジャンルを超越した存在として、もうあまり気にしなくていいのではないでしょうか(笑)
それくらい溢れるアイデアやエネルギーがあることや、それらをどのように解釈し、消化させていくかは、やはりオーディエンス次第です。
# Risingson
ダンスミュージックの要素もあるので、EDMとして楽しむ人もいるかもしれません。(EDMは概要程度しか知りませんが)
マッシヴ・アタックは、他のアーティストの楽曲のリミックスも手掛けているので、そこに注目しても面白いのではないでしょうか。
美しさも、重苦しさも、ユニークな特徴として溶け込ませているところが、ロックリスナーとして魅力ではないかと思います。
# Inertia Creeps
トラックリスト
01. Safe From Harm
02. Karmacoma
03. Angel
04. Teardrop
05. Inertia Creeps
06. Protection(Feat. Tracey Thorn)
07. Butterfly Caught
08. Unfinished Sympathy
09. Risingson
10. What Your Soul Sings
11. Future Proof
12. Five Man Army
13. Sly
14. Live With Me
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