リリース40周年|London Calling(1979)/ THE CLASH

楽曲, 音楽

パンク旋風吹き荒れる77年にデビューしたUK3大パンク・バンドの一つ、The Clash(ザ・クラッシュ)の3rdアルバム『London Calling』が、2019年でリリース40周年となります。

私自身がこのアルバムのことを知ったのはいつだったのかは覚えていませんが、ベースギターを叩きつけるジャケット写真は衝撃的な印象を持ったことは覚えています。

ポスターも持っているくらいです(笑)

ジャケット

THE CLASH London Calling

レビュー

UKパンク・ロックを聴くにあたり、避けては通れないバンドですね。

もちろんピストルズやダムドといった他の避けては通れないパンク・バンドも聴きましたが、特に一生懸命聴いたのがこのクラッシュだったかなと思います。

クラッシュを知ったきっかけは、「I Fought The Law」の楽曲を聴いてからです。

「I Fought The Law」は、ザ・クリケッツという米国のバンドが1959年に発表してるトラックです。

つまりカバーということになりますが、入りはそこからです。

さて、アルバムタイトルでもある「London Calling」は名曲ですね。

「London Calling」

 

パンク・ロックは、シンプルでド直球のばく進的スタイルのような音楽性というイメージがありましたが、1977年の状況と1979年の状況は既に異なっていたようで、そういった中でのシンプルでド直球だけではない音楽性の幅広さを表した一つがこのアルバムとも言われています。

特にレゲエやスカの要素が後に色濃くパンク系のバンドによく表れていたようで、この「London Calling」もそういった意味で聴くと、また違った感覚が味わえます。

むしろ、アルバム全体がド直球パンク以外の才能を堪能できる構成、メロディですね。

ヒリついていた印象のある1stに比べ、ある意味”楽しく”聴けると思います。

「Jimmy Jazz」「Rudie Can’t Fail しくじるなよ、ルーディ」「The Guns of Brixton ブリクストンの銃」「Wrong ‘Em Boyo」「Revolution Rock」あたり、個人的には幅広さをじわりと感じはじめ、徐々に浸透していくようなトラックです。

また、「London Calling」がお気に入りなのはもちろん、「Lost in the Supermarket」「Train in Vain」も好きですね。

再聴、そして改めて評価されるべきアルバムです。

ぜひ聴いてほしいアルバムですね。

トラックリスト

01. London Calling
02. Brand New Cadillac 新型キャディラック
03. Jimmy Jazz
04. Hateful
05. Rudie Can’t Fail しくじるなよ、ルーディ
06. Spanish Bombs スペイン戦争
07. The Right Profile ニューヨーク42番街
08. Lost in the Supermarket
09. Clampdown
10. The Guns of Brixton ブリクストンの銃
11. Wrong ‘Em Boyo
12. Death or Glory 死か栄光か
13. Koka Kola
14. The Card Cheat いかさまカード師
15. Lover’s Rock
16. Four Horsemen 四人の騎士
17. I’m Not Down
18. Revolution Rock
19. Train in Vain