【おすすめの洋楽】McCartney III(2020)/ PAUL McCARTNEY

2020年は新作リリース予定がなかったポール・マッカートニーですが、コロナにおける状況で音楽的草案を整理して『McCartney III』を作り上げたのだそうです。

ジャケット

PAUL McCARTNEY McCartney III

レビュー

やはりコロナの影響下において、創作という行動に集中したアーティストたちはすごいなと思います。

もちろん全員ではないにしろ、日本よりも格段のレベルでロックダウンや強制的な措置が行われている欧米では、閉塞感が否めないと思います。

しかし、リリース予定があろうがなかろうが、個人的にポール・マッカトニーを聴くことになるとは思わなかったのですが、いざ聴いてみれば不思議なことにいいな、と純粋に思いました。

ポール・マッカトニーというと、言わずと知れたザ・ビートルズの元メンバーで、解散後もソロや新バンド、コラボなどで第一線で活躍し続けるアーティストではあるものの、個人的にソロでの楽曲のいてはノーマークでした。

ただ、ここ最近ちらほらと気にするようになり、きちんと聴いてみようと思い偶然にも12月18日解禁となった当日に目にし、Spotifyで再生しました。

ポールがギター、もしくはピアノを弾きながら生で歌っているものを収録し、その録音の上にベースやドラムを後からダビングしているということらしいですが、その際に使われている機材もビートルズ関連はもちろん、エルヴィス・プレスリーのオリジナルトリオであるビル・ブラックのダブル・ベースを使うなど、楽曲同様に幅広さを十分にうかがえ、味わうことができます。

「Find My Way」
 

2020年はポールが自身の名を冠したソロ・アルバムをリリースしてから50周年にあたり、一人で曲を書き、一人で楽器を演奏したこのアルバムが、奇しくもコロナによる影響で実現されたことは、多くの不安が表面化された中でも救いなのかなと思ったりしています。

何か一つの行動は、大なり小なりの影響がなければ生じないこともあり、このアルバムが必然的に生み出されたことが一人のリスナーとして、ビートルズ好きとして嬉しく思います。

かっこいい上に、(失礼ながら)若返っている?!とさえ感じるほどです。

年の瀬における傑作です。

年を越すまえに一聴しておきましょう。

トラックリスト

01. Long Tailed Winter Bird
02. Find My Way
03. Pretty Boys
04. Woman And Wives
05. Lavatory Lil
06. Deep Deep Feeling
07. Slidin’
08. The Kiss Of Venus
09. Seize The Day
10. Deep Down
11. Winter Bird / When Winter Comes