【おすすめの洋楽】Never Trust A Happy Song(2011)/ GROUPLOVE

2018年12月28日楽曲, 音楽

2011年にリリースされた、男女混声の5人組ロックバンド、Grouplove(グループラブ)のデビューアルバム『Never Trust A Happy Song』です。

ジャケット

GROUPLOVE Never Trust A Happy Song

レビュー

“ハッピーソングを信じるな”、というアルバムタイトルが、ハンドスクラップを用いた手法や聴き終わった後の何気なく悲しげな余韻と結びつきます。

「Tongue Tied」はiPodのCMに起用されていましたが、パーティソングのアプローチで盛り上がりつつも切なさを残して終盤へと向かい、楽しければいいわけじゃない日常の一つを切り取ったかのようなミュージックビデオも印象的です。

「Tongue Tied」

 

「Tongue Tied」と同じくシングルカットされた「Colours」も良い意味で悲しげな余韻を感じることが出来ます。

「Colours」

 

また、「Naked Kids」のハンドスクラップからのはじまりがアンセムチックな昇華を見せます。

その他にも、「Love Will Save Your Soul」など全体的に皆が一生懸命に歌い、音を組み立て、弾けんばかりの勢いで声とメロディーが放出されています。

間違いなくライブで映えるバンドで、手をたたきたくなります。

バンド創立の経緯として、ギリシャでそれぞれが出会って曲を作り、一度はバラバラになるものの一緒に作った曲をギリシャでの思い出で終わらせたくない思いから、再び結集されたこともあり、そこからアルバムにも悲しげな余韻が感じられるのではないかという勝手な想像をしています。

皆で騒いでみるのも楽しいかもしれませんね。

しかし、その後のことを考えるとセンチメンタルな気分が襲ってくることは意外と想像が難しくないのも事実です。

だから歌う、力いっぱい歌う、たとえそれがちょっとした物悲しさを感じたくないと誤魔化そうとしていることがわかっていても、です。

トラックリスト

01. Itchin’ On A Photograph
02. Tongue Tied
03. Lovely Cup
04. Colours
05. Slow
06. Naked Kids
07. Spun
08. Betty’s A Bombshell
09. Chloe
10. Love Will Save You Soul
11. Cruel And Beautiful World
12. Close Your Eyes And Count To Ten


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