【おすすめの洋楽】10 Songs(2020)/ TRAVIS
Travis(トラヴィス)の新作『10 Songs』がリリースされました。
ジャケット
レビュー
曲を作り、それが複雑になろうがシンプルになろうが、素人の私からしたらとてつもなく尊い行いであることを、改めてこのアルバム、そしてヴォーカルであるフランの発言からジリジリと感じます。
個人的にはさ、10人が書いた1曲よりも、1人が書いた10曲だなって思うんだ。
トラヴィスといえば、おのずとグッドメロディが思い浮かぶほどの、ある種この感覚が普通になっているかのような錯覚に陥りがちではありますが、小さな尊さが紡ぎ出したものこそがグッドメロディであり、トラヴィスというアーティストであり、フランというソングライターの才能であもあるのではないでしょうか。
「The Only Thing (feat. Susanna Hoffs)」
また、バングルスのスザンナ・ホフスをフィーチャリングしている「The Only Thing」といったトラックもありますが、グッドメロディは不変です。
一応ロックという構えで私は聴いていますが、ロックでありつつポップというセンスを発揮するのは相当な才能を持ち得ていなければなし得ないのではないかと思い始めました。
アルバムタイトルがこんなにシンプルなのに、なぜこんな煌めきのあるメロディを紡ぐことができてしまうのか。
不思議な疑問に惹かれるのもまた、トラヴィスの魅力なのでしょう。
トラックリスト
01. Waving At The Window
02. The Only Things (feat. Susanna Hoffs)
03. Valentine
04. Butterflies
05. A Million Hearts
06. A Ghost
07. All Fall Down
08. Kissing In The Wind
09. Nina’s Song
10. No Love Lost
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