【おすすめの洋楽】Coexist(2012)/ THE XX
ロンドン出身のバンド、The Xx(ジ・エックス・エックス)の2ndアルバム『Coexist』です。
1stアルバムから注目され、2010年に英国のミュージックアワードの最高峰であるマーキュリー・プライズを受賞しているバンドです。
ジャケット
レビュー
ミドルテンポを少し抑えた感じで、シンプルなエフェクトやエコーのかかった一音一音のループ、正直、こういったジャンルは苦手かもしれません(笑)
ザ・エックス・エックスの魅力はいったい何なのだろう?と、たった一度の試聴から単純な疑問が浮かびました。
そして、もう一度聴いて、魅力は何だろうという疑問・・・。そして、また・・・。
でも待てよ?すでにその繰り返しを実行していること自体が”憑りつかれた状態”に陥っているのでは?とも思いました。
基本的に男女混声のヴォーカルで激しさや複雑さを排除した、”緻密でシンプル”な構成が、最低限の音と声でこのアルバムの中毒性を紡ぎだしていますね。
ファーストカットシングルの「Angels」は見事なほどにシンプルで美しいですし、ここでは女性ヴォーカルのみですが、”LOVE”という単語が何か特別に聴こえます。
ポスト・ポップバンドとも言われていますが、このユニーク性はロンドンならではな感じもうかがえます。
また、「Fiction」ではダンスさせるようなビートが印象的です。
なんというか、ドラムレスということもあり、機械的なビートで最初は冷たいように感じるかもしれませんが、シンプルが故に男女混声ヴォーカルが加わることで、音の数も多くは無いギター、ベース、キーボードの音がじわじわと温かく心地よく感じてくる気がします。
単音ループが放つ波動が脳内を浸食してゆく、つまりこれが中毒性かもしれません。
トラックリスト
01. Angels
02. Chained
03. Fiction
04. Try
05. Reunion
06. Sunset
07. Missing
08. Tides
09. Unfold
10. Swept Away
11. Our Song
12. Reconsider
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