【おすすめの洋楽(60’s ROCK)】Chelsea Girl(1967)/ NICO

楽曲, 音楽

アルバム

ジャケット

アーティスト

NICO ニコ

アルバムタイトル

Chelsea Girl

レビュー

バナナのジャケットでおなじみのヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1stアルバム『The Velvet Underground and Nico』に数曲参加しているシンガーソングライターであり、女優、ファッションモデルでもあります。

すでに冒頭で触れたようにヴェルヴェットの名前が出ていますが、どうやら自身の動きとしてはそのころにはもうバンドとは離れていたのだそうで、ある意味印象を、歴史を残したといった反面、後々の動きにはバンドの影響がどうのこうのといったものがどうしてもついてまわってしまうところですね。

しかし、ひとまず落ち着いてこのアルバムに向き合えば、彼女の歌声とメロディ、そもそもの全体の雰囲気はその時代の空気感があるにせよ、心の中にスッと溶け込む陰鬱感が、ある意味安心感に変わって平穏をもたらします。

These Days

個人的には「These Days」がおすすめのトラックです。

全体的に明るい曲調はないのですが、やはり耳に、感情に残る曲というのは何かしらユニークな雰囲気をまとっています。

1980年代のニューウェイヴ系のバンドからの評価、2022年にはビリー・アイリッシュがTikTokで使用して認知が広がった影響もあり、再評価が何度かされているアーティストですね。

ちなみに、ニコ自身は1988年に49歳で亡くなっていますが、当時のThese Daysとは、彼女にとってどんな景色が映ったThese Daysだったのだろう、もし今生きていたらどんなThese Daysを送っていたのだろうと感傷的な気分になってしまいますね。

空気感、世代は感じ方もとらえ方もさまざまですが、そういったものを超えてでもフィットするようなトラックの一つであると思いました。

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トラックリスト

01. The Fairest Of The Seasons
02. These Days
03. Little Sister
04. Winter Song
05. It Was A Pleasure Then
06. Chelsea Girls
07. I’ll Keep It With Mine
08. Somewhere There’s A Feather
09. Wrap Your Troubles In Dreams
10. Eulogy To Lenny Bruce

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