【おすすめの洋楽】Egypt Station(2018) / PAUL McCARTNEY
ビートルズの名盤『アビー・ロード』の50周年盤を堪能すると同時に、自ずとそこから触手を伸ばせば、過去作品や各種メンバーのアルバムに触れるものですが、何度も来日してくれているポール・マッカトニーのソロ作品にはあまり馴染みがありませんでした。
がしかし、なんとなくこの『Egypt Station』を聴いてみたところ、わりと好きなテイストでした(笑)
ジャケット
レビュー
ビートルズのことを知ったのは小学生の時、そして中学生で本格的に聴いていく中で、ビートルズのメンバーのソロとしては、ジョン・レノンしか聴いてこなかったこともあり、ポールのソロ作については知識的なものは皆無でした。
長く現役を続け、それなりに多くの作品がリリースされているが故に、最初から聴いていくのはかなりしんどいということもあり、自然と避けていたように思い、食わず嫌いな面もありました。
しかし、ちょっと聴いてみるか~といった軽い気持ちで入ったところ、意外にも自分の感覚にフィットしている部分がありました。
サブスクでSpotifyというツールを利用しているなら、食わず嫌いせず、大いに利用するべきですね(笑)
さて、そんなポールの『Egypt Station』の内容ですが、さすがにすべてを総括できるほど今までのアルバムを聴きこんでいないので、比較のしようはありませんが、まず「I Don’t Know」の悲し気な雰囲気のイントロが良い感じですね。
この曲は、ポール自身がなんとなく上手くいかないことを歌っているようです。
むやみに怒りを放出するのではなく、あくまで冷静とはことなる穏やかさを保ったままの状態で、ひどいくらい上手くいかないというものではないそうですが、そういったポール自身の日常のコンテンツが歌に込められた、ぶつけられたものでしょう。
どんな人であれ、誰であれ、なんとなくうまくいかないという日常だからこそ自身の感性にフィットしたのかなと考えています。
アルバムからのリードシングルである「Come On To Me」ですが、衰えを感じないごく普通のロックであることがなんだかすっきりしていていいです。
60年代のときのことを思い返しているとのことで、その時代の感覚は、その時代に生きていなければわからないことでもあるので、思い返しやすいといった利点もありますよね。
しかしながら、ビートルズが居なければこれまでのロックやらポップミュージックなどはどうなっていただろうと無意味に考えてしまうことがありますが、そんな無意味なことを考えてしまうほど最強かつ伝説のコンテンツであることを体現していますね。
そう、今まさにです。
歳をとるのは仕方が無いことですが、アウトプットしていく意欲の勢いは、本当に歳がどうとか関係ないですね。
トラックリスト
01. Opening Station
02. I Don’t Know
03. Come On To Me
04. Happy With You
05. Who Cares
06. Fuh You
07. Confidante
08. People Want Peace
09. Hand In Hand
10. Dominoes
11. Back In Brazil
12. Do It Now
13. Caesar Rock
14. Despite Repeated Warnings
15. Station II
16. Hunt You Down/Naked/C-Link
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