再結成したマイケミのアルバム『The Black Parade』を再聴

2019年11月13日楽曲, 音楽

再結成を発表したMy Chemical Romance（マイ・ケミカル・ロマンス）が、次々にツアー日程も発表しており、日本もその中に含まれていますね。

2020年3月にあるダウンロード・フェスティバルの日本公演に出演するとのことで、ファンにとってこれほど嬉しいことはないでしょう。

2013年に解散し、およそ6年経っての再結成ですね。

現状、ラストアルバムとなっている『The Black Parade』を聴いてみます。

ジャケット

レビュー

マイケミは、ジャンルで言うのであればやはりエモという部類なのかなというのが印象です。

そしてこのアルバムというと、やはり先行シングルとしてリリースされた「Welcome to the Black Parade」が、当時爆発的な人気を得たような記憶があります。

パンクの要素、エモーショナルなメロディなど、壮大な展開と終演を迎えます。

アルバムそのものが”死”がテーマというより、死を迎えて、死後の世界でブラックパレードに参加した元がん患者のストーリーで、自分自身の後悔や恐怖心を再度向き合い、もう一度生きたいんだという内容だそうです。

ミュージックビデオの構成や衣装も含め、壮大なコンセプトです。

当初は、見た目の印象からしてゴシック系、ビジュアル系に寄ったコンセプトのあるバンドかと思いましたが、単にそれで表現できるほど容易ではない音楽性が、こういったコンセプトアルバムを作っていることでそうでないことがよくわかります。

改めて全体を聴くと、当時からの経過を思えば若干の懐かしさがありつつも、いい意味で異質だったかもしれないと思いました。

再結成でのツアーを楽しみにしている人は多いと思いますが、新作への期待もしてしまうでしょう。

成長具合、円熟の度合いも必ず増していると思うので、まずは復活のライブでマイケミの雄姿を目に焼き付けておきたいですね！

トラックリスト

01. The End.
02. Dead!
03. This Is How I Disappear
04. The Sharpest Lives
05. Welcome To The Black Parade
06. I Don’t Love You
07. House Of Wolves
08. Cancer
09. Mama
10. Sleep
11. Teenagers
12. Disenchanted
13. Famous Last Words
14. Blood – hidden track