【おすすめの洋楽CD】Everyday Life(2019)/ COLDPLAY
2019年において、初めてCDを買いました。
買ったのは、Coldplay(コールドプレイ)の通算8枚目のスタジオアルバム『Everyday Life』です。
数年前まで、ひと月に2~3枚は平均でCDを買い、レコードも嗜むようになり、そして今ではサブスク系のサービスを利用することによって毎月定期的に料金を払うというリスニングスタイルになりましたが、かろうじてCDを買ったことになります。
ジャケット
レビュー
新作についてどうこうの前に、いろいろな意味で不可解なニュースが飛び込んできましたね。
コールドプレイ、次のツアーを環境面で持続可能なものにするために時間をとりたいと語る | NME Japan https://t.co/c45ZG6suyP #Coldplay
— NME JAPAN (@NMEJAPAN) November 21, 2019
要は、環境に配慮した結果という事でしょうか。
とにかく、直近での来日は無いことが確定しましたね。
残念ですが、より良い方向が見出せるよう祈るばかりです。
さて、アルバムについてですが、誰にでも訪れる1日(24時間)をテーマに掲げ、2部構成(SUNRISE 日の出/SUNSET 日の入り)になったコンセプト・アルバムになっています。
先行公開されたいた「Arabesque」「Orphans」のような曲調ばかりのトラックではなく、たった1日といえども、様々な出来事や感情が渦ます様子を表しているのではないかと思います。
タイトル通り、冒頭の「Sunrise」は、ゆっくりと夜が明けていくクラシカルでじわじわと壮大さを増していくストリングスのインストのトラックです。
コンセプトといっても、複雑な印象は薄く、長年のファンであればコンセプトを掲げずともアルバムとしてのクオリティは十分だと感じる方もいるでしょう。
「Trouble In Town」の雰囲気は、穏やかなようで、何か抑えきれないマグマのような、目には見えずともフツフツとした感情が伝わります。
「BrokEn」は、肩の力を抜いて聴きやすいコーラス隊との掛け合いが印象的です。2分半という曲の長さもいいですね。
個人的にいいなと感じるのは「Daddy」ですかね。
優しいピアノのメロディ、独特なクリス・マーティンのファセットも含めた歌声、捉えようによっては歌詞の解釈でより美しく儚げな浮遊感が最高に良いと思います。
クリスマスにおいて、教会から聴こえてきそうな讃美歌のような「When I Need A Friend」でSUNRISEの構成は幕を閉じます。
後半にあたる2部は、SUNSET(日の入り)になります。
「Guns」そして先行で公開されていた「Orphans」へと続いていきます。
「Orphans」はオーディエンスとの盛り上がりにはもってこいですね。
「Cry Cry Cry」の手法は、久しぶりに聴いたような感じがして、懐かしさに似た感情が湧きました。
「Old Friends」で静けさに包まれ、「Bani Adam」ではピアノの美しい旋律が流れ、中盤からどんよりとした雰囲気をまといます。
「Champion Of The World」の大円団感、そして「Everyday Life」で1日が終わります。
全体を通して聴いて感じたのは以上になります。
早くも厳しい評価が長年のファンの間でもあるようですが、行動も含めて注視しておくべきアーティストなのかもしれませんね。
個人的には面白いアルバムだと思います。
ボーナストラックの「Flags」も聴きやすくていいですよ。
トラックリスト
SUNRISE
01. Sunrise
02. Church
03. Trouble In Town
04. BrokEn
05. Daddy
06. WOTW/POTP
07. Arabesque
08. When I Need A friend
SUNSET
01. Guns
02. Orphans
03. Eko
04. Cry Cry Cry
05. Old Friends
06. Bani Adam
07. Champion Of The World
08. Everyday Life
09. Flags (bonus track)
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