【おすすめの洋楽】ポップスという枠を超えるとはこのことなのか
LANA DEL REY(ラナ・デル・レイ)の通算6枚目のアルバム『Norman Fucking Roxkwell!』(2019)を聴きました。
ジャケット
レビュー
ラナ・デル・レイ、以前から名前はよく耳にしていましたが、音楽自体は全く聴いたことがありませんでした。
いやはや、やはりとりあえずはどんなアーティストだろうと聴いておくべきですね。
完全にポップス系を勝手にイメージしていたんですが、かなり違っていて驚きました(笑)
「Doin’ Time」は、サブライムというバンドのカヴァーですが、ミュージックビデオのセクシーでエモーショナルな感じが、アメリカ的でありながらどこかエキゾチックですね。
カヴァーを除いたうえでとなると、全体的にしっとりとしたレトロ感があり、キラキラ感は感じられません。
むしろそういったスポットライト的な光がメインではなく、その光から漏れてしまって、なかなか気づかれない面に目を向けたような、サウンド構成と歌声に感じました。
ノーマン・ロックウェルというと、名前だけは聞いたことがあり、アメリカの画家、イラストレーターです。
その名前の間に、”Fucking”という単語はどういった意味合いや背景があるのでしょうか。
アメリカ的な画家とされるロックウェルの描くアメリカ的な何かに対するものなのかはわかりませんが、単純な怒りだとか、明らかに狂気めいた音や歌声とは違う内容です。
「Fuck It Love You」と2曲構成になっていますが、「The Greatest」はいいですね。あからさまな泣きを誘わない、あざとくないメロディで泣きそうになるほどです。
哀しみを表現している楽曲が多いそうで、自らの音楽ジャンルを「サッドコア」と表現しています。
この人かっこいいですね。
トラックリスト
01. Norman Fucking Roxkwell!
02. Mariners Apartment Complex
03. Venice Bitch
04. Fuck It Love You
05. Doin’ Time
06. Love Song
07. Cinnamon Girl
08. How To Disappear
09. California
10. The Next Best American Record
11. The Greatest
12. Bartender
13. Happiness Is A Beautiful
14. hope is a dangerous thing for a woman like me to have – but I have it
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