The Black Keys『Peaches!』(2026)レビュー:相変わらず鳴り響く、剥き出しのブルース・ロック

楽曲, 音楽

アルバム

ジャケット

アーティスト

The Black Keys ザ・ブラック・キーズ

アルバムタイトル

Peaches!

レビュー

2026年5月1日にリリースされたザ・ブラック・キーズの最新アルバム『Peaches!』は、アルバムタイトルが示す「桃」のような甘くジューシーな響きとは裏腹に、彼らが今回提示してきたのは、”相変わらず”の骨太で剥き出しのブルース・ロックです。

前作『Ohio Players』からわずか2年でのリリースであり、彼らが今、何を鳴らしたいのか、その衝動がストレートに伝わってくるような一枚かな、と。

ダン・オーバック(Dan Auerbach)のいなせなギターリフと、パトリック・カーニー(Patrick Carney)のタイトでグルーヴィーなドラムが織りなすサウンドは、まさに「ザ・ブラック・キーズ節」とでも言うべきものでしょう。

You Got to Lose

しかし、本作では単なる原点回帰に留まらず、彼らが影響を受けてきたブルースやR&Bの楽曲を、現代のフィルターを通して再構築しています。

例えば、アーサー・“ビッグ・ボーイ”・クラダップ(Arthur “Big Boy” Crudup)の「Who’s Been Foolin’ You」や、ドクター・フィールグッド(ウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson))の「She Does It Right」のカバーは、原曲へのリスペクトを保ちつつも、ザ・ブラック・キーズならではのダーティーでソウルフルな解釈が加えられていて、聴きごたえがあります。

She Dose It Right

彼らの手にかかると、古いブルース、ロックナンバーがまるで最新のロックチューンのように響くから不思議です。

このアルバムを聴いていると、彼らがシーンの最前線で活躍し続けられるのか、その理由がよく分かる気がします。

それは、流行に流されることなく、自分たちの信じる「かっこいいロック」を愚直に追求し続ける姿勢にあるのではないでしょうか。

彼らの音楽には、小細工なしの純粋なロックンロールの魂が宿っていて、それが洋楽ロックを愛する多くの人々の心を掴んで離さないのだと思います。

『Peaches!』は、彼らが持つブルースへの深い愛情と、それを現代のロックとして鳴らすことへの情熱が、これでもかとばかりに詰め込まれた作品です。

特に、ブルース・ロックの骨太なサウンドを求めるロックファンにとっては、まさに「待ってました!」と言いたくなるような、そんな一枚ではないでしょうか。

ザ・ブラック・キーズの音楽は、いつだってシンプルでありながらも、聴く者の心の奥底に響く力強さを持っています。

このアルバムを聴けば、きっとあなたも、彼らの鳴らす「剥き出しのブルース・ロック」の魅力に、改めて気づかされるはずです。

Where There’s Smoke, There’s Fire

Amazon Music

国内盤CD

輸入盤CD import CD

レコード盤 Record LP

カセットテープ

トラックリスト

01. Where There’s Smoke, There’s Fire
02. Stop Arguing Over Me
03. Who’s Been Foolin’ You
04. It’s a Dream
05. Tomorrow Night
06. You Got to Lose
07. Tell Me You Love Me
08. She Does It Right
09. Fireman Ring the Bell
10. Nobody But You Baby

Spotify


私の視聴環境

レコードプレーヤー TEAC TN-350

ヤマハ ネットワークレシーバー

スピーカー ONKYO オンキョー D-012EXT(D)

Google Pixel Buds(ワイヤレスイヤホン)

Air Pods(エアポッズ)

Creative Pebble ブラック
音声入力3.5mm ピンプラグ接続
電源USB端子接続 低音用
パッシブラジエーター搭載
出力4.4W アクティブ スピーカー
SP-PBL-BK