【おすすめの洋楽】The Understanding(2005) / RÖYKSOPP

楽曲, 音楽

ノルウェー出身のエレクトロニック・デュオ、Röyksopp(ロイクソップ)の2ndアルバム『The Understanding』です。

エレクトロニック系は普段あまり聴かないのですが、なぜかこのアルバムは心地よく受け入れることができましたね。

ジャケット

RÖYKSOPP The Understanding

レビュー

昨今のEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)に無理やり分類することもできるかもしれませんが、全体的に少し物悲しげな雰囲気を併せ持つビートは、ダンスミュージックといえばダンスミュージックなのかもしれません。

綺麗なピアノの旋律から始まる「Triumphant」、そこに乗るエレクトロビートサウンドが、我々生き物が繰り返し呼吸するのと同様の反復運動となり、どこか物悲しげです。

特に「Only This Moment」「What Else Is There?」はしっかりとヴォーカルをフィーチャーしているが、その雰囲気は物悲し気でありつつ、美しさは保たれています。

「What Else Is There?」

 

少しペースアップして鳴り響くエレクトロビートがクールな「Circuit Breaker」は踊れなくはないものの、決して”楽しさ”からくるものではない、少し焦燥感に似たような感じもあります。

北欧という空気が彼らのクリエイティブな感覚に融合したからなのか、いや、そもそもノルウェーから鳴らされる音は特異なものだというイメージを持ちます。

生まれるべくして生まれた彼らとそのサウンド、という言い方が割としっくりくるのかもしれません。

ロイクソップは他のアーティストの楽曲のリミックスも手掛けていて、実力はあるようなので、今後の動向に注意していきたいですね。

トラックリスト

01. Triumphant
02. Only This Moment
03. 49 Percent
04. Sombre Detune
05. Follow My Ruin
06. Beautiful Day Without You
07. What Else Is There?
08. Circuit Breaker
09. Alpha Male
10. Someone Like Me
11. Dead To The World
12. Tristesse Globale
13. Go Away
14. Clean Sweep
15. Boys
16. Head
17. Looser Now


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